住まいとアンチエイジング④


「生活不活発病」とは、
重篤化すると寝たきりになってしまう可能性もあります。

健康に問題がなかった人が、家を片づけていなかっただけで
寝たきりになってしまう危険があるのだとすれば、
できるだけ体力のある早いうちに家の中を
動きやすい環境に整えておくほうが賢明です。

実際に私はケアマネージャーさんと介護リフォームの
現場に立ち会う事があります。
物があふれ、足の踏み場もない
お家が多くあります。
シニアの方はもったいないと言って
捨てることに罪悪感を持っているのかもしれませんね。

動けなくなったあとに待っている暮らしは、
アンチエイジングの目的からは程遠い、
自力と自己決定のない不自由な生活だからです。

つづく・・・


住まいとアンチエイジング③


私は介護リフォームの現場に立ち会う事があります。

シニアの方で、デイサービスに通い
日々の努力の甲斐あって
身体能力が維持できているのにもかかわらず、
自活のかなわない場合を目の当たりにします。

その理由は、住環境の不適合になります。
バリアフリー化がされていないなど、
建物自体の設備が不十分というケースもありますが、
家の中が雑然としている、
モノであふれているなど、
片づいていないケースも含まれます。


「モノが使いやすく配置されていない」
「どこに何があるかわからない」
「床が障害物だらけ」
ヤングやミドルにとって些細なことと
思われる家の中の不備ですが、
高齢者の暮らしにおいては、
安全を脅かし動きを妨げる大きな壁となります。
特に、長いことそこに住んでいる場合、
加齢に応じた改善の必要性に気がつかず、
若い頃と同じ状態で暮らし続けてしまいます。


その結果、身体能力にさほど問題がなくても、
家の中で動くことが徐々に困難となり、
やがて動かなくなるのです。
それがさらなる身体能力低下を招き、
ますます動けなくなるという負のスパイラルに陥ります。
最終的には、生活不活発病(廃用症候群)を発症しかねない事態となります。


住まいとアンチエイジング②


シニアにとってのアンチエイジング対策としての
食事、運動、脳トレなどの取り組みは、
自らの身体能力を維持向上させることが狙いになります。

しかしアンチエイジングの最終目標は、実はそこではありません。
可能な限りそれまでと同じ生活を自分の力で送ることになります。

つまり、身体能力維持向上はアンチエイジングのための
「手段」であって「目的」ではないのです。

身体能力維持向上により
「いつまでも自活できること」こそが、
アンチエイジングの真の目的なのです。

つづく・・・




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