「ここ一番」に強くなれ!
- 投稿日:2017年 3月18日
- テーマ:本
自信のない長男の机の上にあった本。
ドラゴン桜の著者である三田紀房さんは北上市出身の作家で親しみが湧き手に取る。
読むとこの本は、大学の受験生に向けたものではなく、社会人に向けて書かれたもの。
以下に気になった所を紹介します。
・人が失敗するとき、その9割は「本番力の欠如」が原因。
本番力とは、「いつか実現したい夢をかなえる魔法の力」などではなく、
ただただ「目の前の問題を解決する力」のこと
・三流プレイヤーが効率化を図っても、屁の役にも立たない。
効率化とは、「選択と集中」のこと。
効率化で生まれた余剰時間を「本務」に注ぎ込んでこそ、効率化の意味が生まれる。
効率化とは、仕事が好きでたまらないエリートが、仕事をもっと極めるための方策
・「努力の天才」とは「練習の天才」のこと。
練習だからといって、だらだらしているヤツなど、本番で活躍できるはずがない
・「好かれる」のは、しょせん相手の気持ち一つで、不確かなもの。
だから、好かれようとする努力は実を結びにくい。
一方、嫌われないようにする努力は、実を結びやすい。
最低限の礼節を守り、発言に注意し、誠実に約束を守っていれば、嫌われることはない。
(例としてNHKのアナウンサー)
・時間とは「火がついた導火線」。今この瞬間も少しずつ、確実に失われていく
・人は「物事には限りがある」とわかったとき、初めて戦略的になれる。
時間がない、お金がない、人が足りない、武器が足りない、からこそ、戦略が生まれる
・自分をルールで縛れば縛るほど、本当の自由を手にすることができるようになる
・出世のメリットは、給料が上がることではない。
「自分の裁量でやれることが増える」ということ。
つまり、会社という「公」の場に、「私有地」を持てることが、出世の本質
・歩くスピードは「普通」でいい。問題は、スピードではなく「ベクトル」だ
著者の、容赦ない言葉の洗礼は、甘っちょろい人間を覚醒させるに最適です。
勝負強さに運もメンタルも関係ないと言い切ります!