建物のライフサイクルコスト(LCC)とは?
上図のように、建物は竣工後から解体廃棄されるまでの期間に建設費のおよそ3~4倍の費用がかかるといわれます。
図のように目に見える建設コストは氷山の一角であり、水面下のその他のコストの方が大きいのです。
「大きなローンを組む建築費(イニシャルコスト)を少しでも抑えたい」というのは誰もが思うこと。
しかし、建築費のことだけを考えて住まいづくりを進めてしまうと住みはじめてから思った以上に光熱費や修繕費
(ランニングコスト)がかかり結局、トータルで見たライフサイクルコストが高くついてしまう結果になります。
ポイントとしては
・建物にかかる費用に、建設費のほか、エネルギーコスト、メンテナンスコストがあります。
次はそのライフサイクルコストの中身について考えてみましょう!
小さな家のスタートは小屋
- 投稿日:2017年 7月 1日
- テーマ:住まい
私は小さな家が好きである。
かつて暮らしていた鉄骨造総2階建ての店舗兼住宅は100坪あった。
(現在は他人に貸している)
実際に生活に使用していたのは70坪位で、2階の真ん中には
廊下があり格子戸を開けてから襖を開ける旅館の様な造りです。
父が建てたもので、使い勝手よりも客人を呼ぶための家といってよい。
現在住んでいる我が家は36坪。
亡くなった母が建設前の基礎工事をみながら
「お前は小屋を建てるのか?」と私に聞く程田舎の常識からすると小さな家だった。
その新しい新居に当初6名で住んでいたのが
母が亡くなり3人の子どもたちもここを巣立ち今は妻と二人きり。
1階の20坪だけでも十二分に足りている。
我が家に来た人は皆異口同音に「物がないね!」と驚く。
新築した場所は前の住居から数百メートル離れており
建て替えた訳ではない。
新居で生活しながら必要最低限の物しか持って来なかった。
これが今となってはとても良かったと思う。
小さな家だが物がない。
一階の建具は真冬も開けっ放し!
十二分に広い空間。
新築する場合でも、リフォームする場合でも
ほとんどのお客様が収納の事を一番心配している。
それだけ今は物が家中に溢れている証拠でもある。
私が憧れるのは鴨長明の方丈の家。
今でいうと四畳半の家。
人間立って半畳、寝て一畳あまり。
年齢を重ねる毎にシンプルに生きたいものだ!