老台北を悼む
悲しい知らせが届きました。
老台北(ラオタイペイ)こと蔡焜燦さん90歳が7月17日ご逝去された。
作家・司馬遼太郎の『台湾紀行』(『街道をゆく』シリーズ第40巻)の中で
老台北(ラオタイペイ)と紹介されていることは有名なお話しです。
大の親日家という範疇を超え、私たち日本人に胸を張りなさいと
日本精神(リップンチェンシン)を生涯貫いた方である。
蔡さんの信条は、台湾総督府で戦前、民政長官を務めた後藤新平の言葉でした。
「金を残して死ぬものは下だ。仕事を残して死ぬものは中だ。人を残して死ぬものは上だ」
日本精神とは「社会という『公』に尽くす心であり、蔡氏は1人でも多くの日本人や台湾人に、
私財をなげうって「公の精神」を伝えてきました。
蔡さんは数多くの「人」を残して、旅立って行きました。
後藤新平さんのお膝元に住む私たちは、忘れてはなりません。
日本人として祖国を誇りに思い、そして台湾人となってからも日本を愛し、
憂い、励まし続けた蔡氏のご冥福をお祈りします。
合掌
不都合な真実「未来の年表」
- 投稿日:2017年 7月18日
- テーマ:本
衝撃の本です。少子高齢化が叫ばれ久しい今日ですが
これほどまでの状態であったのかとショックを受けます。
この本の著者河合雅司氏は人々の無関心を次のように言っています。
人口減少にまつわる日々の変化というのは、極めてわずかである。
「昨日と今日の変化を指摘しろ」と言われても答えに窮する。
影響を感じにくいがゆえに人々を無関心にもする。
だが、これこそがこの国の問題の真の難しさなのだ。
ゆっくりとではあるが、真綿で首を絞められるように、
確実に日本国民一人ひとりの暮らしが蝕まれてゆく・・・。
この事態を私は、「静かなる有事」と名付けた。
以下に人口減少カレンダーの一部を載せてみる。
まずは不都合な現実を知ることから始まる。
- 第1部 人口減少カレンダー
- 序 2016年、出生数は100万人を切った
- 2017年 「おばあちゃん大国」に変化
- 2018年 国立大学が倒産の危機へ
- 2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
- 2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
- 2021年 介護離職が大量発生する
- 2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
- 2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
- 2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
- 2025年 ついに東京都も人口減少へ
- 2026年 認知症患者が700万人規模に
- 2027年 輸血用血液が不足する
- 2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
- 2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
- 2035年 「未婚大国」が誕生する
- 2039年 深刻な火葬場不足に陥る
- 2040年 自治体の半数が消滅の危機に
- 2042年 高齢者人口が約4000万人とピークに
- 2045年 東京都民の3人に1人が高齢者に
- 2050年 世界的な食料争奪戦に巻き込まれる
- 2065年~ 外国人が無人の国土を占拠する
ちょっと一休み中!
- 投稿日:2017年 7月17日
- テーマ:その他
午後からお世話になっている先輩の旭日双光章を祝う会があり参列。
2次会もありましたがここしばらく休みなしで動いていたので失礼し
妻に迎えを頼みます。
彼女一人の夕ご飯準備も面倒ということでモズバーガーへ!
3連休最後の夕刻ということで店内は閑散としています。
2階バルコニー席があると聞き夕涼みしながらゆったりと会話。
その中で3人の息子たちの話となる。
その内の一人が来月彼女を連れて我が家にやってくるという。
少しの驚きのあと、そういう年頃になったものかと感慨にふける。
そういえば妻とお付き合いしたのは彼女が19歳の時だった。
私が大学4年、彼女が1年。
私は一年浪人しているので、浪人しなければ会わない二人。
学生時代は金がないので、公園や誰もいない小学校の校庭で
くだらない話をしたことを思い出す。
互いに将来の夢や現状を打破することを語っていた。
希望に満ちた時代だったと思う。
結婚し子どもができ、今は子どもも皆巣立ち二人きり。
日々の仕事や地域で頼まれる様々な役割に追われて喧騒の毎日。
妻からの息子の報告を聞きながら若いころを思い出すが、
この頃気になるのは自分たちの将来ではなく
息子たちや後輩たちの未来のことばかり。
テレビを観ながら若者が新しい事への挑戦する姿に感激する二人。
残りの人生を若い方の未来のために使いたい。
まだまだ感慨にふける年ではないので
いつまでも若々しい思考回路で
新しいことに挑戦し
ドキドキした人生を歩みたい。
さて明日はまたどんな出来事が待っているのだろうかと楽しみ!