窯業サイディングの怖さ(湿乾伸縮)

  • 投稿日:2017年 7月22日
  • テーマ:住まい

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北上地方を襲う突然の集中豪雨!慌てて会社の窓や車の窓を閉めています。
この雨のお陰で普段見えないものが見えてきました。
ある通りすがりの住宅ですが、外壁がまだら模様になっています。
これは最初からの模様ではありません。
雨に濡れた外壁に次第に雨水がしみ込んでいる様子です。
あと30分もすると全ての外壁に水がしみ込みまだら模様ではなくなります。
実はこの外壁の塗装状態はあまり良くない事を意味しています。
1990年以降に新築した3階建て以下の住宅の外壁の、約75%は窯業サイディングであるといわれています。
窯業サイディングとは、セメントと木質系成分を混合して製造される「サイディングボード」の事を指します。
この窯業サイディングにはある特徴があります。
吸水、吸湿すると0.1~0.15%伸びる性質をもっています。
つまり外壁一枚3,030㎜では3~4.5㎜伸び、乾燥すると元に戻ります。
図1.jpg
これを繰り返すことで塗膜のハクリや塗膜のふくれ
シール目地の切れ、更には基盤の破断や反りが生じます。
先の現場の写真はサイディングの表面塗装の防水機能が既に無くなり
雨水が基盤にしみ込んでいることを意味しています。
そこでこの 窯業サイディングの 基板特性を考慮し、 水や湿気を吸わせないことが重要になってきます。
       ↓
早めに外壁表面の塗装によって防水をかけることをおススメいたします!
色が綺麗だからまだ塗装しなくても良いと考えるのは危険です。
霧吹きや水道の水をかけて、まだら模様にならなければ防水機能が有効な証拠です。
ご自宅で一度試して下さい。ハッキリとわかります。



私憤と公憤

  • 投稿日:2017年 7月21日
  • テーマ:理念

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松下
幸之助さんは、日本の将来を考えると夜も眠れなかったといいます。

昭和57(1982)年の師走、夜10時頃。松下̪氏はベッドで横になってつぶやいた言葉。当時87歳。
「政治が、国民に甘えている。けど、国民も政治に甘えている。政治と国民が甘え合っているところに、日本の危機があるわね。このままいけば、諸外国よりも必ず悪くなる。そういう危機感がないな。政治家も国民も、まあ、なんとかなる程度でしか考えていない。いまに、日本はとんでもない状態になる」
「楽しいはずの食事が、あんまり楽しくなかったな。日本が心配やと、そればっかりが気になってな、
朝まで眠れんことが、このところ続いとるんや」

松下さんは「怒りを持たなくてはいけない」と別の機会に話している。
これは、単なる個人的な感情、いわるゆる私憤ではない。
もっと高い立場に立った怒り、つまり公憤をいっている。
指導者たるもの、いたずらに私の感情で腹をたてるということは、もちろん好ましくない。
しかし指導者としての公の立場において、何が正しいかを考えた上で、これは許せないということに対しては大いなる怒りを持たなくてはいけないといっている。
一国の首相は首相としての怒りを持たなくてはならないし、会社の社長は社長としての怒りを持たなくては、ほんとうに力強い経営はできないといっている。
難局に直面しているとき、私たち指導者はすべからく私情にかられず、公のための怒りを持って事にあたることが肝要です。

私も年を重ねる毎に怒ることが少なくなってきている。
それは私憤であって、会社は社会の公器と捉えた場合は
公憤は常に持ち続けなければならない。



大人たちは何かを私たちに隠している

  • 投稿日:2017年 7月20日
  • テーマ:住まい

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「未来の年表」の著者・河合雅司さんは、2015年首都圏の中学・高校生主催の討論会に
ゲストパネリストとして招かれたことがあった。
日本の未来についてお話した際にある女子中学生の言葉が脳裏に焼き付いていうという。
「大人たちは何かを私たちに隠している」
大学生の集まりで講義したところ、大学生からは
「大学の先生の説明とは全く違う話だった」と言われた。
このことから、若い世代になればなるほど、人口減少問題を
「自分たちの問題」として捉え、強い関心を持っていると河合氏は書いている。
 中学・高校生や大学生はいずれ社会の中心で活躍する大人となっていく。
早く真実の情報に接するころで、日本の行く末や自分たちを待ちうける
社会にとう向き合えばよいのかを、自分の頭を使って考え始めることができる。
「どうせ私は年老いて死んでいく身」などと考えている人々に
この日本の舵取りを任せることはできない。
私は早速3人の息子にこの本を贈ることとする。
お盆に帰省した際に一緒に将来を考える共通言語とする。
これまで私たちが暮らしてきた世界とは全く異なる
世界でも誰も経験のしたことの世界を子ども達がどう生きるか。
学校では決して教えてくれない現実を知ることから全ては始まる。
国は私たち国民に何かを隠している。





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