タンクレストイレのリスク



IMGP3655.JPG
お客様からトイレのリモコンが作動しなくなったと電話があり訪問。
可愛いパンダのお顔が迎えてくれます。
この便器はタンクレスタイプのTOTOのネオレストという商品。
ご覧の通りタンクがなくすっきとしたデザインで人気があります。
ところが製造から15年を経過しておりメーカーに部品がありません。
お客様もメーカーのメンテナンスを呼んで便器ごと全部交換と言われたようです。
各メーカーでは10年を経過すると部品を供給しません。
ウォシュレット部が壊れた場合は、便座だけを購入して交換することができないため、
今回のように全取替となりました。
最新型のネオレストを使い交換すると30万円を超える負担になります。
そこで今度はタンク付きトイレをおススメすることとしました。
実は東日本大震災ではタンクレストイレで便が流れず苦労した方が多くいました。
タンクレスは電気モーターを使って強制的に排出するために
電気がないと流れません。バケツを利用して流しますが沢山の水が必要になります。
一方タンク付きトイレは電気が無くても、タンクに水を足しておけば
位置エネルギーを使い流すことができます。
震災の際は浴槽の水をタンクに入れて使ったものです。
タンク付きトイレは構造が簡単で陶器部分が壊れない限り
長く使用することができます。
ウォシュレット部が故障したらそこだけ最新の昨日の便座と交換できます。
タンクレスはデザインが良く、トイレを広く使うことができますが
いざ交換する場合には大きなコストが掛かることを
メーカーは決して言いません。
実際に震災後はタンク付きの良さが見直されましたが
風化とともにまたデザイン優先となっています。



採用情報

絆すてーしょんお役立ち情報

  • 日本で唯一のコト設計士 住宅という「モノ」を売るのではなく、暮らしという「コト」を設計します。 詳しくはこちら
  • 家族みんなが健康で快適に暮らせる家 人生100年時代、年を取るのが楽しくなる家に暮らしませんか? 詳しくはこちら
  • 最新チラシ情報
  • よくある質問
  • リフォームの流れ
採用情報