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廊下のない家(介護が楽)
- 投稿日:2021年 3月17日
- テーマ:ぺっこ暖 / アンチエイジング・ハウス / ライフサイクルコスト / 人生を変えるリノベーション / 住まい / 理念
この写真は、リビングから引き戸を開けるとトイレという間取りになります。
実はこの写真は我が家のものです。
トイレの中には洗面化粧台と便器が並んでいます。
きっと誰もが「えっ~!」と驚くと思います。
今から12年前に、母の介護状態が次第に重くなり
母のために新築することになりました。
私たち夫婦は日中共稼ぎで家にいません。
母が一人で生活することを大前提にして
間取りを決めたものです。
車いすで簡単に移動できるよう引き戸とし
トイレと洗面所をあえて仕切りなしにしております。
母のための住宅ではありましたが
結局は、介護する人(妻)にとっても
楽ちんな家なのです。
何よりも私にとっても楽ちんな家となりました。
以前アキレス腱を切ったことがあります。
松葉杖での生活でしたが
我が家には母の車いすがあります。
浴室にはシャワーいすもあります。
何よりも身長183㎝の私が
トイレで足を伸ばすことができたことが
一番助かったことです。
自分の体験談としても、廊下のない家
仕切りのないトイレで良かったと思っています。
誰もが自分が弱くなっていく姿を想像したくないと思います。
しかし、誰もが年齢を重ねると
これまでできていたことができなくなっていくのが現実です。
「介護が必要になったらその時に考えるから!」
多くの方が同音異口に言われます。
しかし実際に病気になった時
介護が必要になった時は
先行きが不安でお金の掛かる改修工事なんて
考えることさえままならなくなるものです。
転ばぬ先の杖ではありませんが
元気なうちに終の棲家を考えての
リノベーションをおススメいたします。
我が家が見学可能ですので、ご予約ください。