「人間の究極の幸せ」とは
- 投稿日:2021年 9月28日
- テーマ:理念
日本理化学工業の故大山泰弘会長の講演を過去に2度ほど聞く機会がありました。
大山さんから次のことを教えていただきました。
「人間の究極の幸せは四つ。
人に愛されること、
人に褒められること、
人の役に立つこと、
そして、人から必要とされること。
働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのです。
その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う。」
私が大山さんの話を聞いたのは、母が亡くなってからです。
これまでを振り返り大変後悔しました。
母は頚椎狭窄症で、家の中でも車椅子を使うような暮らしでした。
これまで家族や社員のために身を粉にして働いてきた母なので
、ゆっくり休んで欲しいとの願いから、何もさせないことが親孝行だと考えていました。
しかし次第に「死にたい!」と母は言います。
この気持ちが全く理解できない私とはつい喧嘩になってしまうのです。
大山さんのお話を聞いて、やっと母の気持ちがわかりました。
「家族の役にも立たないで迷惑を掛けている私は、生きている必要などない。」と
思っていたかもしれないのです。ショックでした。
楽をさせようと何もさせなかったことを今は後悔しています。かごの中の鳥」と一緒ですね。
きっとこれまで通り家族のために働く姿を見せたかったのだと思います。
誰もが認められたいのです。のんびり楽しく生きることだけが幸せではありません。
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代表取締役 石川シュウジ