新米は11月23日以降に食すべし
- 投稿日:2021年 11月23日
- テーマ:理念

本日11月23日は、国民の休日「勤労感謝の日」。
戦前は「新嘗祭(にいなめさい)」として知られた重要な祭礼日でした。
「新」は新穀を、「嘗」は神様が御馳走を召し上がること、
「新しい(収穫物を)嘗めて頂く祭」という意味のお祭りです。
古来、日本ではお米に代表される秋の恵みの収穫は一年の農作業の集大成です。
苦労して育てた稲をはじめとする穀物の収穫を無事迎えることができた喜びと感謝の念を込めて、
その年に収穫された新穀や新しく醸した酒などを神様にお供えしてきました。
現代は年中いつでもおいしいお米を食べることができる幸せな時代ですが、
昔は新嘗祭までは新米は食べないという風習がありました。
新穀、特に新米は神様のおかげで得ることができた恵みですので、
神様を差し置いて自分達人間が先に新米を食べてはならないわけです。
11月23日が元来どんな日なのかを意識することで
日々の食事を頂けること、働けること、生きていること、
生かされていることに感謝する豊かな心を持つことが
できるのではないでしょうか。
本日は家庭や会社に国旗を掲げ、新嘗祭の本来の意味を
噛みしめましょう!
なによりも今晩の新米と新酒が楽しみです。
代表取締役 石川シュウジ