幸せな人生を送るために必要なもの
- 投稿日:2022年 1月16日
- テーマ:
ハーバード大学は成人発達研究の調査で、ハーバード大学卒の男性たちと、
ボストン育ちの貧しい男性たち、この2つのグループ(約700人)の追跡調査をしました。
この研究のすごいところは、その追跡期間です。
なんと、75年にわたって対象者の「幸福度と要因」について調べていったのです。
ビックリしますね。
この長い研究の結論は、以下の通りでした。
「私たちの幸福と健康を高めてくれるのはいい人間関係である」
家柄、学歴、職業、家の環境、年収や老後資金の有無といったことではなく、
人間の幸福度、健康と直接的に関係があったのは人間関係だったという結果になったのです。
しかも、友人の人数は関係なく、たった一人でも心から信頼できる人がいるかどうかが
重要だということがわかりました。
信頼できる人がそばにいると、緊張がほどけて脳が健康に保たれ、
心身の苦痛がやわらげられる効果が見られました。
一方、孤独を感じる人は病気になる確率が高く、寿命が短くなる傾向も見られました。
この2年余りのコロナ禍で、孤独を感じている人がかなり増えたかもしれません。
コンパスウォーク北上鬼柳に利用者様が通うのは、機能訓練が目的ではないのです。
「あの人に会いたいなあ」という気持ちを大切にしたいものです。
石川シュウジ
未来の年表
- 投稿日:2022年 1月15日
- テーマ:理念
日本はこれからますます少子高齢化が加速していくことは、統計上からも明らかです。
しかしながら実際に私たちの生活がどのように変わっていくのかを
イメージすることは難しいのではないでしょうか?
河合雅司さんの著書「未来の年表」~人口減少日本でこれから起きること~によると、
以下のことが起きている。
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
この本を読むと、統計上の数字を突き付けられる。数字とは残酷なものである。
この中に年間に約10万人が介護離職をしている数字もある。
「介護を機に離職をした理由」を尋ねる質問に対して最も多かった
回答は、男女とも「仕事と介護の両立が難しい職場だったため」
(男性62.1%、女性62.7%)となっている。
私たちコンパスウォークには、介護離職をさせないという重要な役割も
担っている。介護される人だけではなく、介護する人にとっても
「あって良かった!」という施設とならなければならないのです。
石川シュウジ
強い会社には口ぐせがある
先日友人の社長のブログを見て大変参考になるのでご紹介いたします。この友人は若い頃リクルートに務めていました。元リクルートの社員が全国の多方面で活躍しているのは、「リクルートの口ぐせがあるのでないかという推測に、私は強く共感したのです。詳しくは『「どこでも通用する人」に変わるリクルートの口ぐせ』という本が出版されていますので、読んでみてください。
私たちのシンプルルールに「世界を変えるおせっかい」があります。おせっかいとはマイナスのイメージがありますが、最もやっていけないことは「見て見ぬ振りをすること」です。
一昨日、会社の前を歩ている人がいました。真冬の岩手県北上市で薄着のまま防寒服を着ていない人を、スタッフも利用者様も施設内からガラス超しに見かけたようです。誰からともなく「少し様子が変なのでは?」ということで、歩いている人に声をかけてみたところある事情があることが分かりました。
寒さで震えているので施設内で暖を取らせたところ、利用者様が積極的に声を掛けてくれてその人を安心させたようです。その声掛けの中に「ごめんね!私たちおせっかいなので」というフレーズがあったという施設管理者からの事後報告は、飛び上がる程嬉しいものでした。
孤独で寂しい思いをする人が多くなった現代社会。ご縁を繋ぐ「おせっかい」な一歩は、間違いなく今必要とされていることです。
口ぐせは「私、おせっかいなので!」
一般社団法人日本おせっかい達人協会