成人の日とは

  • 投稿日:2022年 1月10日
  • テーマ:理念

今日は成人の日、今年新成人を迎えるのは120万人と過去最低の人数となったが、この中方一騎当千の若者が出てくることは間違いない。大いに祝い、多いに期待したいものですね!

成人式というと、中には荒れた、眉をひそめたくなるような成人式もあります。しかし、毎年静まり返り、真剣に新成人たちが話を聞く成人式があります。それが、元杉並区長 山田宏氏の成人式の講演です。(現在は参議院議員)下のQRコードから、即ご覧になってください。

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以下は、動画をご覧になれない人のために、講演会のお話をご紹介いたします。

私は、若い人に大変な期待を持っています。
杉並の成人式は、私が就任して11年間、一度も荒れた成人式はありません。
毎年、シーンとしています。
どうしてか?
私は毎年同じ挨拶をするんです。

今日は、成人式。
でも20年経ったら誰でも成人になるんだったら、犬でも猫でも何でも成人だ。
人間には、成人となる条件がある。
それは、二つの感謝だ。
二つの感謝の心を、特に今日は持って欲しい。

一つはね、両親だよ。
今の君たちを一番喜んでるのは親なんだよ。
まず帰ったら、「ありがとう」と言って欲しい。
言葉に出すのが恥ずかしかったら、紙に書いてもいい。
五文字だから、そっと手渡してあげて欲しい。
そうすれば親は救われる。
今までの20年間の苦労が、スーッと消えてなくなる。
そういうことができなきゃ、君たちは成人じゃない。
大人じゃないよ。
できるだろう、それくらい。

二つ目、それは目に見えない人たちに感謝すること。
目に見えない人、知らない人への感謝だ。
一つ、遺書を読むから聞いてくれ。
靖国神社に収められている「英霊の言の葉(コトノハ)」という、戦死された方の遺書の一通です。
二十歳の人です。
今から二十歳の人の遺書を読むから聞いて欲しい。

お父様、お母様、ただいま出撃の命令が出ました。
今から元気に行って参ります。
長い間、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
本当は、もう一度お目にかかって、お礼を申し上げたかったけれど、今は、そのいとまがございません。
心からお詫び申し上げます。
私のリュックサックには、お酒や缶詰が入っています。
それらはみんな、軍から支給されたものを、いつか家に帰った時に、
みんなで楽しく食べようと思って残しておいたものです。
今は、そのことが出来なくなりました。
どうか、この缶詰やお酒は、皆さんで分けて食べて下さい。
自分は今から行って参ります。
長い間、本当にありがとうございました。

このね、遺書を読んでいると、毎年、何人かの成人の子たちが目頭を押さえてるんです。
そして、私はこの遺書を読んだあと、毎年みんなにこう言います。
「みんな、七十数年前にも、二十歳の人がいて、こういう人生もあった。
みんなはね、この人たちの分まで、立派に生きる義務があるんだよ。
この人たちが生きられなかった分まで、大事に人生を生きる!
みんなには、その義務があるんだ。」
だからね、今日はみんなでおいしいもの食べて、おいしいお酒を飲んで乾杯するだろ。
その時には、この人たちのことを思ってね。心の中でそっと、「ありがとう」と言ってから、乾杯してほしい。

こう、毎年話すんです。
会場はいつもシーンとなります。
11年間ずっと。
私語一つないです。
みんなの背筋が伸びてます。
でも、こんな話をしますとね、毎年、杉並区のある一部の人たちや、
区会議員の人たちが、翌日ビラを作って、駅前で配りながら、
「山田宏区長は、特攻隊を礼賛する話をした。」ってやるんです。
「ばかコケ」って言うんですよ。
誰もそんな風に思っていません。
なぜか?
後で新成人の人たちから来る手紙やメールを見ると、
「そういう人たちがいたことを知りませんでした。」
「自分が20年間いい加減に生きてきたことを恥ずかしく思いました。」
「これからは、その人たちの分まで立派に生きたいと思います。」
みんな、こう書いているんですよ。
みんなそうです。
みんな同じ日本人なんです。
みんな過去と繋がっているんです。
先祖の涙も苦しみも、失敗も喜びも、みんな私たちのものなんです。
全部を背負って、「ありがとう」「ありがとう」と言って歩むことが、日本の将来を作るんです!
過去を、自分とは関係ないという顔をして、批判するだけでは日本は良くなりません。
いいですか。我々が姿勢を正そうではありませんか。
「今だけ良ければいい」「自分さえよければいい」という気持ちが、
どんどん、どんどんと、私たちの国を住みにくくしています。
他人のことを自分のことのように心配し、
そして背骨の通ったしっかりとした国に造り直すことが、
今の私たち日本国民の責任なんです。

(以上)

今日は過去の歴史・文化を伝えていない私たち大人が、
真の成人となっているのかが問われる日でもあるのです。

 石川シュウジ





えんとつ町のプペル

  • 投稿日:2022年 1月 9日
  • テーマ:理念

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昨晩、約1年ぶりに映画「えんとつ町のプペル」を
アマゾン・プライムで再度見終えると、
かつて先輩たちに言われた言葉の数々が思い出されます。

「お前には無理」、「そんな夢みたいなことを語るな」、
「俺のいうことを聞いておけば大丈夫」、
「あなたは資格もないくせに・・・」、「お前はいつも波風を立てる」

この映画を見ると、私がこれまで何と戦ってきたかを再度認識します。
多分戦ったことのない人にはこの感覚は分からないかもしれません。

この憤りは、最初は「言ったあいつが嫌いだから」といった個人的なものでした。
しかし振り返ってみると世の中の目に見えない圧力に対する憤りに代わっています。つまり公憤です。

岩手立志教育支援プロジェクト実行委員会(2011年~)

 → 今の教育制度では子供たちの将来が真っ暗

感動物語コンテスト東北実行委員会(2012年~)

 → 人を大切にする会社でないと幸福になれない

日本おせっかい達人協会(2019年~)

 → ムラ社会の生きにくさを無くしたい

上記3つは目に見えない圧力に対し、自分で出る杭になる。そんな思いで立ち上げたものです。

映画の中で「下を見るから揺れるんだ。上をみろ」というセリフがあります。
主人公ルビッチが、梯子に登って足を震わせた時に父ブルーノから言われた言葉です。

新型コロナ感染症の蔓延より怖いのは、何もしない、何もさせない同調圧力なのです。 

   石川シュウジ



ノミとコップの話

  • 投稿日:2022年 1月 8日
  • テーマ:理念

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花巻東高校野球部監督である佐々木洋さんは、
生徒の能力を開花させる指導者として名高いですね。
この佐々木監督は、私の母校である黒沢尻北高校のOBで、
かつて母校で生徒や保護者向けの講演があり、
丁度息子が在学中だったおかげで講演会に参加したことがあります。

佐々木監督は、「ノミとコップの話」を生徒に語ります。

ノミは体長2ミリ程度ですが、30センチも跳ぶことができます。
高さ20センチほどの瓶にノミを大量に入れると、ノミたちは当然のように、
その瓶からはみ出すジャンプを繰り返します。
しかし瓶にフタをしてしばらく置いておくと、
ノミたちは次第にフタのところまでしかジャンプをしなくなっていきます。
そして驚くべきことに、フタを外してみても、
どのノミもフタの高さまでしかジャンプをしなくなり、
瓶をはみ出してジャンプするノミはいなくなってしまうという実験の話でした。
思いこみの天井が出来上がるのです。

実はこの話には続きがあり、あることでこの状況を劇的に
変えることができると佐々木監督は話します。
普通に飛べるノミを1匹そこに入れ、そのノミが1回ピョンとジャンプをする。
するとほかのノミたちも、「ああ、自分はそういえば跳べるんだ」と我に返り、
何事もなかったかのように、元どおり30センチ跳び始めるのです。
(勝手に佐々木マジックの極意と命名)

実はこれは私たちの職場や様々な組織で実際に起こっていることです。
社内で毎日「ほめるメモ」を書いて交換しているのは、
本来持っている個人の能力(美点)に焦点を当て、
勝手な思いこみのフタを外すためなのです。

    代表取締役 石川シュウジ



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