運を支配する(2)
- 投稿日:2022年 4月 7日
- テーマ:その他
本「運を支配する」の内容について、少し触れてみます。
勝負事には、実力もさることながら運に左右されることが多いことは、
皆さんもご存じかと思います。
実は日本国の将来を、極端にも運にかけた戦争があります。
それは日露戦争です。
当時世界最強と言われたバルチック艦隊が日本に攻めてくるという情報に、
大日本帝国海軍 は慌てます。
連合艦隊の司令長官を誰にするかで揉めに揉めますが、
結局東郷平八郎を司令長官に任命いたしました。
実は東郷平八郎さんは、あと数年で引退する老人でした。
さすがに明治天皇が「なぜ東郷なのだ?」と不審に思い、
山本権兵衛海軍大臣に任命した理由を尋ねます。
すると山本海相は、その選考理由をこう答えたそうです
「ここに幾人かの司令長官の候補者がおりますが、
技術は甲乙つけ難く拮抗しております。
東郷を選びましたのは、東郷が運のツキがよろしい男でございまして。」
つまり明治日本は、存亡の命運を、東郷平八郎という男が持つ
"強運"に賭けたと言っても言い過ぎではありません。
その言葉通り、東郷は、まさに"強運"、もしくは、"天祐"と呼んでも良いような戦闘経過によって、
敵国ロシアの旅順艦隊、ウラジオストック艦隊、そして世界が怖れたバルチック艦隊のすべてに圧勝していきます。
山本海軍大臣は、平八郎の人柄や仕事ぶりから、その真の実力を見抜いていました。
それは国際法に則った冷静な交渉力や決断力であり、
精神論に頼らない客観的かつ合理的な戦略立案力であり、
切迫した局面でも慌てることなく己の役割を完遂する意思の強さでした。
どうも「運の良さ」は偶然ではなさそうです。つづく・・・
石川シュウジ
































