人生経営の社長
我が母校・北上市立和賀東中学校で講師を務めてきました。
進路学習の一環として「地域の企業人に学ぶ」と題しての45分の講演でした。
対象は第1学年75名の生徒になります。
私がキャリア教育として話すことは毎回「立志」についてです。
志(こころ+ざし)とは、揺れ動く心を指し示す北極星を決めることです。
人生という海において羅針盤がないと、どこを航海しているのかが分からくなるからです。
志を立てる前に次の5つの条件が大切な要素となってきます。
1.人生経営の社長となる
2.意思決定をする
3.感謝(ありがとう)を忘れない
3.未来の自分から物事を考える
4.必ず道はある!
5.志を同じくする仲間と交わる
特に生徒に強く伝えたいポイントは、1と2になります。
この2つが伸びる人材と伸びない人材の差となるからです。
誰もが自分の人生では主役、つまり人生経営の社長だと思っていますよね。
ところが周りを気にして意思決定でない人は、社長ではありません。
社長の仕事はただ一つ、意思決定することなのです。
自分で決めたことは、失敗も成功も身に付きます。
しかし他人の意見で決めた人は、失敗した際に他人のせいにするからです。
「お父さんが悪い。お母さんが悪い。先生が悪い。会社が悪い。世の中が悪い。」と言っても、
何の解決にもならないのです。
45分間熱く語ってきましたが、伝わったかどうかは生徒のアンテナの性能ではなく、
全て私のスピーカーの技量によるものです。
石川シュウジ