おもしきこともなき世をおもしろく
- 投稿日:2022年 7月19日
- テーマ:その他
偉人が残した言葉をご紹介いたします。
「おもしろきこともなき世をおもしろく 住みなすものは心なりけり」
これは幕末のある人物の辞世の句ですが、誰のものであるかご存知でしょうか?
長州藩士、奇兵隊で有名な高杉晋作の時世の句になります。
高杉晋作が「おもしろきこともなき世をおもしろく」と詠みましたが、
その後が続かないので、そばにいた野村望東尼が、
「住みなすものは心なりけり」と続けたと言われています。
意味は、面白くない世の中でも、面白くできるかどうかは結局のところ、
自分の心ひとつだということです。
幕末の時代にあって、日本という国の将来を考え、
明治維新の流れを築いたものの、肺結核という病を患い、
志半ばの27歳でその短い生涯を閉じた高杉晋作。
高い理想と夢をもっていた晋作にとって、幕末という時代は、
自分の思い通りにならないつらい時代でした。
アフターコロナの時代と言われながらも、
思い通りに回復しない現代社会。
こんな時幕末の志士たちが残した言葉に、
勇気を貰うことも大切なことですね!
石川シュウジ