金鳥の夏、日本の夏
- 投稿日:2022年 8月 7日
- テーマ:その他
北上・みちのく郷土芸能祭りのフィナーレとして、夕方から花火が打ちあがっています。
会社の屋根に上がってみましたが、堤防沿いの樹木が大きくなり邪魔をし、よく見えません。
私が小学生の頃は、樹木も低く打ち上げ花火がみえたものです。
この花火が終わると、短い東北の夏は終わり、毎年寂しい気分になるものです。
さて夏といえば、「金鳥の夏、日本の夏」という、
キンチョーの蚊取線香のコマーシャルがありました。
かつては夏の風物詩といわれる程メジャーなCMでした。
このキンチョーのロゴマークは、なぜ鶏なのか?
気になって調べてみました。
会社のホームページを見ると、「鶏口と為るも牛後と為る勿れ」の
信条から生まれたロゴマークとあります。
パイオニア精神をもち、会社が大きくなかろうと、
先駆者として"鶏口"になることを目指して創業したようですね。
今から125年前、1890年(明治23年)に蚊取り線香が誕生した時は、
今のような「渦巻き」ではなく、まっすぐな棒状でした。
棒状線香発明から5年後。創業者である上山英一郎氏に、
妻のゆきさんが、庭で蛇がとぐろを巻いているのを見て
「あなた、これよ」とアドバイス。
これが現在の渦巻き型へのヒントになったそうです。
内助の功が100年以上変わらぬ形を作ったことを知り、
この通信を書いていたら花火の音も聞こえなくなりました。
さて今晩の夕食は、鶏にしようか、牛にしようか・・・
石川シュウジ