「事故ゼロ」への挑戦!
ホテル王セザール・リッツの哲学を受け継ぐ
リッツ・カールトン日本第一号として開業した、ザ・リッツカールトン大阪。
ここでは、クリンネスを"妥協のない清潔さ"と呼んでいる。
なぜそこまでの徹底度が必要なのだろうか?
想像して欲しい。ピカピカに磨き込まれた大理石のバスルーム。
ふと落とした視線の先に髪の毛が一本。これで全て台無しになる。
私はかつてマンションの改修工事の引き渡しの際に、
トイレに一本の髪の毛が落ちていたことでお叱りを受けたことがあります。
どんなに良い仕事をしようが、たった一本の髪の毛で、
全ての過程さえも台無しになる経験をしています。
ところで私たちのデイサービスの浴室やトイレはどうでしょうか?
介護職員が汗をかきながら頑張っていることは重々承知しています。
しかしながら人間は努力している姿よりも、一本の髪の毛に瞬時に反応し、
生理的な嫌悪感を覚えることを忘れてはならないのです。
どんなに楽しく会話していても、
一瞬で全てが台無しになるのがクリンネスの世界なのです。
逆にクリンネスを見れば、事故発生の予測や予防も見えてくるものなのです。
現在、北上鬼柳ではチェックリストを作成しています。
これを使い点数化することで、業務の改善を皆で
考え進めて参ります。
事故ゼロ追求するのは、社長の執念だけではなく
科学的な根拠も大切なのです。
石川シュウジ