月とウサギ
- 投稿日:2022年 9月 9日
- テーマ:その他
本日は「十五夜」ですね。「中秋の銘月」とも呼ばれています。
さて「月にうさぎが住んでいる」というお話は、誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。
調べてみると諸説ありますが、一般的に言われているのは次のようなお話です。
昔、あるところにウサギとキツネとサルがおりました。
ある日、疲れ果てて食べ物を乞う老人に出会い、
3匹は老人のために食べ物を集めます。
さるは木の実を、きつねは魚をとってきましたが、
うさぎは一生懸命頑張っても、何も持ってくることができませんでした。
そこで悩んだうさぎは、「私を食べてください」といって火の中にとびこみ、
自分の身を老人に捧げたのです。
実は、その老人とは、3匹の行いを試そうとした帝釈天(タイシャクテン)という神様。
帝釈天は、そんなうさぎを哀れみ、月の中に甦らせて、皆の手本にしたというのです。
(これは、仏教説話からきているお話になります。)
私にとって十五夜は、これまで月見というよりは
「花よりだんご、月よりだんご」の様に
月見だんごの方が気になっていたものでした。
今回うさぎの悲しいお話を知ると
私たち人間は、常に神様に試されているのかも
しれませんね。
月見だんごは、感謝していただくことにします。
石川シュウジ