舟を編む

  • 投稿日:2022年 11月30日
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日の通信で「ことばをひろう」ことについて書いたが、
これは物理的に紙にかいた言葉を拾ったことでしたね。
実は「言葉を拾う」という本来の意味は、言葉を取り上げる、
言葉を見つける、言葉を探すことをさしているのです。

 「舟を編む」この言葉を聞いたことがありますか? 
三浦しをんさんの「舟を編む」という小説があり、
私はこれを原作にした映画が好きで、言葉の大切を知ったものです。

 「編む」とは、文章を集めて書物を作る・編集することで、
「舟を編む」は、辞書を編集するという意味になります。
「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」
このことをさしているようです。

海を旅するには海図が必要なように、言葉の海を旅するには辞書が欠かせません。
自分の気持ちを正しく相手に伝えるために、私たちが言葉の海に生きていく上で
欠かせないものが「辞書」になる訳です。

そういえば私自身、近頃辞書を引くことがありません。
スマホがあれば簡単に調べることができる時代となりました。
この言葉の意味も次第に変わってきています。
言葉の海の表層部だけを見て、知ったかぶりしているのが私になります。

 最近私のスマホを開くと「正しく読めますか?」が

トップページに出てきます。

 一度読めない漢字を検索したら履歴が残って、

Googleさんが勝手に私の興味あることと判断して

毎回表示してくれるのです。

 まあ初老となり面白がって言葉遊びをしています。

石川シュウジ


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