積小為大のエンターテインメント
- 投稿日:2023年 3月19日
- テーマ:その他
皆さんは「わんこそば」を食べたことがありますか?
実は岩手県民でも食べたことがない人は多いのではないかと思います。
TVなどで派手に「わんこそば全日本大会」が流れますが、
どちらかというと観光客向けで、
「今日わんこそば食べにいくか?」なんていう会話は聞いたことがありません。
私もこれまでに5回食べただけです。
今回は春休みを利用して静岡から妹一家が来県していますので、「わんこそば」に挑戦です。
花巻市にある「やぶ屋総本店」に、大人4人、子ども2名で予約。
最初に給仕の女性から「わんこそば」の食べ方のレクチャーがあり、いよいよスタート!
次々に目の前にお椀が重なっていきます。
「わんこそば」の魅力は、目の前の一杯一杯は極少量なのに、
食べ終わってみれば思いもよらない程の量になっている点にあると思います。
食べた量をマッチ棒で数えながら進めるお店もありますが、
目の前にお椀の壁が積み上がっていく方が、
視覚的にも達成感がありエンターテインメントとして面白いものです。
お隣さんのお椀の数も見えますので、競争心を煽る効果もあります。
結局6人でトータル330杯。かけそばに換算すると33杯分になるそうです。
二宮尊徳翁は、コツコツ積み上げていけば、自ずと大きな(最終)目標に達することができることを
「積小為大」として教えました。
仕事も、見える化しエンターテインメントとするのが楽しいかもしれませんね!
石川シュウジ
イギリス海岸へ行く
- 投稿日:2023年 3月18日
- テーマ:その他
静岡に住む妹の一家が学校の春休みを利用して我が家にやってきた。
東北自動車を北上してきたが宮城県北で雪が振り到着時間が大幅に遅れ、
お昼到着予定が既に午後2時を回っていた。
挨拶もそこそこに我が家のワゴン車に乗り換えお隣の花巻に向けて出発。
目的地は宮沢賢治記念館になります。
土曜日ということもあり賢治を愛する方が県外からも来館しており、賑わっておりました。
館内には賢治の愛用品、原稿など賢治ゆかりのものが展示されており、
賢治マニアの方が一つひとつじっくりと見学する姿が目につきます。
小学4年生と2年生の甥っ子たちは、ビデオやスライドには興味を示しますが、
1時間を過ぎると飽きてきた様子。
そこで記念館を出て、賢治ゆかりの地のひとつである「イギリス海岸」へ連れて行くことにします。
北上川の右岸で白い泥岩層が川に沿って露出しているこのエリアを、
宮沢賢治はドーバー海峡の白亜の壁を連想して
「イギリスあたりの白亜の海岸を歩いているような気がする」といって
「イギリス海岸」と名付けました。
残念ながら現在は川の水量が増え、渇水時にしかその景色を見る事ができなく、
川底が見えるとTVのニュースとなる程です。
今日は気温が低く外は寒いのですが、甥っ子たちは元気にはしゃいで堤防を走り回ります。
きっと新学期になれば、友だちに「イギリス海岸に行ってきた!」と自慢するのかもしれません。
ドーバー海峡の白亜の壁を連想するなんて、さすが賢治さんですね。
石川シュウジ
ブッシュへGO!
- 投稿日:2023年 3月17日
- テーマ:その他
静岡に住む妹の一家が学校の春休みを利用して明日から岩手にやってくる。
妹には10歳の長男と8歳の次男の二人の息子がいる。
この私の甥に当たる長男くん、今年の正月からやたらに
岩手に言ったら「ブッシュ」に行きたいと言っている。
「ブッシュ」とは、花巻市にある「やぶ屋」さん。
宮沢賢治は「やぶ屋」を、英語で薮(やぶ)を意味するブッシュ(bush)と洒落て、
弟・清六や教え子を連れて店に来ていたという。
賢治が決まって注文したのが「天ぷらそばとサイダー」。
当時、かけそばは6銭、天ぷらそばは15銭、サイダーはなんと23銭!
サイダーは高級な飲み物だったようです。
この「天ぷらそばとサイダー」は、今では「賢治セット」として「やぶ屋」で出されています。
甥っ子は、宮沢賢治の伝記を読んで「ブッシュ」を知ったようで、
地元民としてはかなり嬉しいものです。
全国に賢治ファンは多いが、「ブッシュ」に行きたいというのは
かなりマニアックな部類に入りますが、
甥っ子は単にそば屋に行ってみたいというのが本音らしく、
かえって子どもらしくて可愛いものになりますね。
早速「やぶ屋」さんに電話して18日夕方で予約をいれます。
この「やぶ屋」さん、岩手名物の「わんこそば」を提供するお店でもあり、
もちろん「わんこそば」で手配します。
一瞬「賢治セット」が頭を過ぎりましたが、
県外のお客様にとって一度は験してみたいのが「わんこそば」だと思い直し、
予約を入れます。
さて明日はブッシュへGO!わんこそばの為に体調を整えないと・・・
石川シュウジ