ギブ&フォゲット
- 投稿日:2023年 3月 1日
- テーマ:その他
先週の土曜日、師事する臥龍こと角田識之先生の出版記念パーティに参加。
多彩なゲストをお呼びし、陽気な人だけが集まり元気が出る会となりました。
そのゲストの一人である香取貴信さんのお話が、私の心に刺さりました。
(彼の主な著書に『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』(こう書房)があります。)
香取さんは、参加者に「ハッピーテロ」を考えてと宿題をだします。
ハッピーテロとは、自分の存在を知られずに人を喜ばせる悪戯をするものです。
悪戯と聞けばイメージが悪いので「ハッピーテロ」と読んでいる様です。
ポイントは誰がやったのかが分からないことです。
やった本人も現場から離れますので、勝手に結果を妄想してニヤニヤするだけです。
世の中は「ギブ&テイク」が常で、誰もが見返りを求めるものです。
私は少し良いことをすると、自慢したくなります。これは称賛という見返りを求めているのです。
逆に成功者たちは、「ギブ&ギブ」つまり与え続けることが、
最終的に自分に返ってくることを知って実践しています。
しかし香取さんは「ギブ&ギブ」で与え続けることは難しいと考えました。
そこで思いついたのが「ギブ&フォゲット」。
つまり与えたことすらも忘れてしまうことなのです。
岩手の偉人・元内閣総理大臣・原敬の「座右の銘」に
「宝積(ほうじゃく)」があります。
他者に尽くして見返りを求めないという意味ですが、
偉人と呼ばれる人は与えているという感覚さえもないのでしょうね!
しかし、受けたご恩は決して忘れてはなりませんね!
石川シュウジ