養老の滝伝説(岐阜県養老町)



山奥に病気で寝たきりの父親と、幼い息子が二人で住んでいた。息子は毎日山で薪を拾っては、町へ売りに行ったり、谷で魚を捕ったりして暮らしていた。

ある日、息子が薪拾いに夢中になってしまい、山の中で野宿し、一夜明けるとどこからか甘い良い香りがしてくる。匂いの元を探して歩いていると、霧で足下が見えなかったので、深い谷底に落ちてしまった。そこには大きな滝壺があって、甘い匂いはその滝の匂いだった。

息子は水を手ですくって一口飲んでみると、体中が熱くなって元気が出てくるような気がした。これは父親の病気にも効くかもしれないと思い、滝の水を持っていた瓢箪に入れて持ち帰って父親に飲ませた。

すると父親は、これは酒じゃと言う。不思議なことに次の日から父親の病気がよくなり、何ヶ月かするとすっかり元気になった。この噂は国中に広まり、感心な息子が年老いた父親を養ったことから、養老の滝と言われて長く語りつがれた。

この話を聞いた元正天皇は「日頃から父を大切にしていた男のために、神様が美酒を授けてくださったのだろう」と感動されました。

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養老町マスコットキャラクター「スマイルげんちゃん」

この「養老の滝」の伝説にヒントを得て、9月15日を「としよりの日」とし、その後国民の祝日「敬老の日」制定に

つながったのです。今年は9月18日が「敬老の日」です。

人生の先輩を敬うという気持ちは、古くから大切にされてきたのです。

 今日は、ご長寿を祝い乾杯しましょう!


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