13日の金曜日
- 投稿日:2023年 10月13日
- テーマ:その他

今日は13日の金曜日で、縁起の悪い日というイメージがあると思います。
これは英語圏でのお話であり、私たち日本では13は縁起の良い数字なのです。
その代表例としては、子どもの13歳を4月13日に祝う「十三参り」です。
関西地方では今も盛んに行われています。
「十三参り」は、平安時代の清和天皇が数え年で13歳になった際、
成人の証として法要を催したことに由来します。
そこから、13歳を迎えた子どもは、干支が一回りして生まれた年の干支になることから、
これまで健康に過ごせたことに感謝し、これから先にさらに知恵と幸福を授かることを
祈るためにお参りする習慣となりました。
また、十三は「とみ」と読むことができるので、縁起が良いという話もあります。
仏教では「十三仏」といって、やっぱり吉数扱いです。
さらに、大阪には十三(じゅうそう)という街があります。
縁起が悪い数字を間違っても地名にはつけないと思いますよね。
映画監督には、伊丹十三さんという方もいました。
陰陽道の教えによると、奇数は陽数、偶数は陰数とするので
お祝いには奇数を使いますので、13は縁起が良いのです。
13日を縁起が悪いとか、縁起が良いとか
これもみな勝手な思い込みなんですね。
石川シュウジ