おせち料理に込められた願い
- 投稿日:2024年 1月 2日
- テーマ:その他
妻の実家のある仙台市で年を越すようになって約10年。実母が逝去したこと、3人の息子たちも仙台市、高松市、札幌市と県外に就職しており、岩手に帰省するよりも仙台は便が良く自然とそうなっていったようです。
年越しを仙台でするようになって、楽しみなのはおせち料理でしょうか!息子たちもみな呑兵衛なので、お酒のおつまみとしても重宝しています。
おせち料理と言えば、その豪華さに目がいきがちですが、実はおせちには「今年も家族みんなが一年間、健康で幸せに暮らせますように」という強い願いが込められた縁起の良い料理なのです。元旦からの三が日、家族みんなでおせち料理をかこむことで、お互いの健康長寿・無病息災を祈るというのがおせち料理の昔からの習わしです。そのため、おせち料理の中身はとても素晴らしく、健康のために選び抜かれた食材ぞろい。まさに年に一度のスペシャル薬膳御膳と言ってもよい中身になっています。お酒も百役の長として薬膳の傍役を務めます。
今年は、小学生の甥二人に食材に込められた意味を教えながら、盃を重ねています。
甥は「おじちゃん、これ美味しくない!」と、私におせちを返してきますがそれも嬉しいものです。
きっと私や妻の遺伝子を継ぐ者は、間違いなく吞兵衛になるに決まっているはずです。
大学生になるころには、おせち料理の良さを分かってくれるでしょう!
今から楽しみですね。
石川シュウジ