ラーメンの聖地・山形
- 投稿日:2024年 2月12日
- テーマ:その他
昨日(日曜日)は、妻の伯母が他界したというので、山形市まで弔問に行ってきました。
なんとこの伯母さま、享年101歳の大往生。昨年暮れから食が細くなったと聞いており、お別れは時間の問題と捉えていた。人の死期は予測できないものであるが、命をつなぐ食は一つのバロメーターになっているのは間違いない。
伯母とのお別れの挨拶を終え帰路につくが、時計を見ると午後1時半。急にお腹が空いてきたので昼食をとることにするが、山形市内では「山ラー」と書かれた赤いのぼり旗が多く見受けられる。そう言えば、先日ニュースで、日本一ラーメンを消費するまちとして山形市が紹介されていたことを思い出す。調べてみると山形市はラーメンの聖地として売り出しているらしい。
山形蔵王インターチェンジから山形自動車道に乗ろうと車を走らせるが、赤い「山ラー」ののぼり旗見てどうしようもなくラーメンが食べたくなった。入ったお店の名前が「鶏冠(とさか)」。名前の通り、鶏ガラスープをベースに醤油味のラーメン屋だった。シンプルで美味しい!
山形県のご当地グルメに「鳥中華」がある。日本そばの和風出汁にラーメンの黄色い中華麺を入れ、鶏肉などの具をトッピングしたもの。最初は「鳥中華」のお店に入ろうとしたがこちらは店舗の外まで列ができておりあきらめてしまった。
これは推測だが、鳥中華の文化がベースとなって、鶏ガラスープのラーメンへと広がっていったのかもしれない。
歳をとったせいか、豚骨スープは獣の匂いが鼻につくようになってきた。やはりラーメンは子どもの頃から慣れ親しんだ鶏ガラが安心する。これも体のバロメーターだと思う。
石川シュウジ