大人への通過儀礼 ~立志式~
今月に入り経団連会長の言葉が巷を賑わせている。
就職活動の解禁日に波紋を投げかけている。
混乱と不安が混じる来期の新卒採用活動。
グローバル化する現代では通年採用へと変わっていくと思われる。
いよいよ社会人として、大人としてのスタート台に立つ学生にとって、
内定式、入社式こそが、大人への通過儀礼といえたが
今後はその内定式や入社式のあり方も変わっていくに違いない。
北上市内の中学校では、9校中5校に「立志式」という14歳になる少年少女を祝う式典が存在する。
由来は「元服」であり、「大人の自覚を持たせること」を第一義としている。
自分の覚悟を示す好きな言葉を色紙に書き、親の前で発表するのが一般的なやり方である。
現代社会における「大人への通過儀礼」は、本来は「成人式」であると思うが、
自分を振り返ってみても「大人」というものに対する自覚・覚悟はほとんどなかったと思う。
むしろ、明確な自己責任を意識したのは、社会に出てからであったと感じている。
そう考えた時、「内定式」「入社式」が大人への通過儀礼として、
どの程度のメッセージを残せているかが重要となる。
特に、「働く」という行為へのスタンスによって、その人の人生は大きく変わる。
ところが、せっかく入社した会社を3年以内に辞める社員は
中卒で7割、高卒で5割、大卒で3割になっている。
この現状をみると、内定式以前に通過儀礼をする必要性があると私は考える。
その通貨儀礼は早ければ早いほど、加えて何度かにわたってステップアップすることが望ましい。
先日の中学2年生の職場体験学習では、「働く」ことに対する意味を生徒に伝える良い機会であった。
弊社の職場体験学習では「志を立てる」ことがプログラムの最初に組み込まれている。
- ・大人になるとはどういうことか?
- ・働くということは自分にとってどのような価値があるか?
- ・自分らしさとは何か?
- ・自分は人生において何を成し遂げたいのか?
- ・自分が生まれてきた意味は?
今回体験学習で立てた志を「立志式」で発表する場となればいいが、現実にはそうなっていない。
学校のプログラムの中で、キャリア教育の一環である職場体験学習と通過儀礼の「立志式」が連動していない。
せめて弊社で職場体験を受けた生徒の志を生涯応援することをここに誓う。
































