心で時間を感じる
- 投稿日:2021年 7月22日
- テーマ:理念
今朝のBS1「コロナ新時代への提言3 それでも生きてゆける社会へ」が
とても良い番組だった。
今朝TVをつけたらやっていた番組なので偶然というのが正しく
それも終わりの10分位のまとめを観たというのもの。
3人の識者、独立研究者・山口周、経済思想家・斎藤幸平、医療人類学者・磯野真穂が
描く未来について語る番組だったらしい(最後しか見ていないので)。
コロナ禍を受け、彼らはミヒャエル・エンデの児童文学本『モモ』を紹介していた。
この作品をに人類が向かうべき未来、誰もが生きるに値する社会のヒントがあるという。
『モモ』の中の「時間泥棒」である「灰色の世界の男たち」の行動に、
私たちは自分を重ねて見ることができる。
時間を節約し、効率を至上命題として、仕事に励む。
その姿はまさに自分そのものだ。
本の中に以下の記述がある。
「光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのと同じに、
人間には時間を感じとるために心というものがある。
もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないも同じだ」。
時間は人生そのものであり、心で時間を感じることができる
暮らしをしたいと考える。
頭で分かっていても、ついついこれまでの癖で
時間の節約ばかりに気を取られてしまう。
考えていること自体がすでに時間を泥棒されているのだが・・・
さて今日から世の中は4連休です。
ゆったりと過ごしてみましょう!
と自分に言い聞かせている。