後藤新平って誰?
- 投稿日:2021年 10月13日
- テーマ:理念
後藤新平といってピンとくる方はどれ位いるだろうか?
今年6月から弊社へ入社した40代のスタッフに聞いてみると、
名前も知らないそうだ。これは決して珍しいことではなく、
岩手県に住んでいても全く知られていないのが現状になります。
これまでに郷土の偉人について教えられてこなかった訳ですので、
仕方がないことだと思いますます。
そこで困ったのが私。台湾と岩手県人の繋がりをお伝えするつもりでしたが
全く予備知識の無い人に後藤新平先生や偉人の話をどうやって伝えるのかが課題として見えてきました。
私のライフワークの一つとして、小学校や中学校に出向き「志授業」の講師を続けています。
東日本大震災の年にスタートしておりますので、丁度10年になります。
その授業の中で尊敬する人を聞いてみると、ほぼ全員がお父さん又はお母さんと答えます。
たまにプロのスポーツ選手を挙げる児童や生徒もいますが、希なことです。
親の立場としては尊敬されて嬉しいのですが、これで本当に良いのでしょうか?
かつて子どもの将来を期待して語られた言葉「末は博士か大臣か」、もはや死語になっています。
目線を下げているのは、周囲にいる私たち大人の責任だと考えます。
子ども達にとって身近に憧れる先輩や大人というのは、
学校や家庭という狭い世界になっているかもしれませんね。
ネットでみる憧れの人は遠い世界の人に感じるのかもしれません。
逆に地域や社会との繋がりが薄くなった現代社会では、身近な人の影響が大きいのかもしれません。
改めて偉人に学ぶ機会の重要性を感じています。
代表取締役 石川シュウジ