縦軸思考
- 投稿日:2021年 10月18日
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私が、歴史に興味を持ったのはNHKの大河ドラマ「炎立つ」からだと思います。
ここ岩手を舞台に繰り広げられる脚本に魅せられました。
原作者の高橋克彦の歴史感に浸り、地元の歴史に興味を抱きます。
そこから一挙に高橋克彦さんの「みちのく三部作(『炎立つ』1~5巻、
『天を衝く』1~3巻、『火怨』上・下巻)と読み進めます。
最後は「風の陣」まで読破はするほどどっぷりハマってしまいました。
若いころから自分の郷土岩手には誇れるものが無いと思っていたのですが、
高橋克彦さんの歴史小説を読んでからは、
素晴らしいところに生まれたと自信を持つようになったのです。
実はもう一つきっかけがありNHKのテレビドラマ「坂の上の雲」でした。
馬遼太郎の「坂の上の雲」は、超有名な小説ではありますが、
なかなか手を出せないでおりました。
このドラマを見てから明治時代に興味が沸き、こちらも一挙に読破していきます。
東京出張の際には、上野公園の「正岡子規記念球場」や根岸にある「子規庵」を訪ねるなど、
歴史上の人物の足跡をたどる面白さを覚えたものです。
歴史を知るようになって、初めて縦軸で物事を考えることができるようになったと思います。
過去から何を学び、今を生きる私たちは何をすべきなのか、
そして不変のものとして未来に何を伝えるのかを考えることを「縦軸思考」と呼ぶようです。
歴史を学ばないと横軸思考になりがちです。自分のご先祖様との
つながりや、自分を通した未来のつながりに関心が薄く、
自分の今の幸福だけを追及するような人が増えると考えます。
縦軸をしっかり持つために、この秋は少し歴史のドラマや本に
興味を持ってみませんか?
代表取締役 石川シュウジ