徳は孤ならず、必ず隣有り
- 投稿日:2022年 3月27日
- テーマ:理念
静岡県の三ケ日町に長坂養蜂所さんという、素晴らしい会社があります。
「日本で一番大切にしたい会社」特別賞にも選ばれ、
全国からベンチマークされている優良企業になります。
先日その社長の長坂善人さんのお話を聞く機会に恵まれました。
長坂さんのお話の中で論語の「徳は孤ならず、必ず隣有り」という言葉が出ました。
調べてみると、徳のある人は孤立しなく、隣人のように親しい仲間がきっと現れるという意味です。
もう少し分かりやすくいうと「信念を持って!君の理解者は必ず現れるから」ということです。
長坂さんのお話は、理想を掲げ周囲から冷ややかな目で見られた時、
「自分の信じる道を歩み続けよ」と、私たちを励まします。
そして「孤独に耐えた先には必ず真の理解者が待っている」と、勇気づけてくれるものでした。
長坂さんは、若干44歳の若い社長ですが孔子の論語を学び、
自分の中に取り入れ実践されています。
ここに至るまでの努力と執念は想像に絶しますが、
一切顔には出さず常に柔和な講話となりました。
徳を積むにも、人知れず「隠徳」を積むのが長坂さんです。
駐車場を使う場合は、一番遠くに駐めることをマイルーティン
としているようです。
(これは本人ではなく、関係者が話しておりました。)
「理念」はお題目であってはならないのです。
石川シュウジ