「型破り」と「形なし」
- 投稿日:2022年 5月 5日
- テーマ:その他
大学4年間ソフトボール部に所属した私でしたが、
結局は指導者もいなく自己流のピッチングを覚えただけでした。
私には高校時代、陸上競技部ではハンマー投げの指導者がいませんでした。
どちらも一般的にはマイナーなスポーツです。
教える人が少ないスポーツを選んだことになります。
どうもこれは私の癖らしく、人のあまりやらない道を選ぶ所があります。
人と違うことが好きな性格なのです。
さて自己流をどんなに貫いても、基本ができていない人の成長スピードは遅いものです。
仕事にもスポーツにも、原理原則や型があって、まずはそれを習得することから始めます。
型があるからこそ、はみ出た人を「型破り」と言います。型がない人を、「形なし」と呼びます。
私は人と違うことが格好良いと思ってきましたが、
本来の基礎基本を習得していませんので「形なし」の人生を歩んできた訳です。
社会人になってソフトボールを続けますが、「形なし」ですので、泣かず飛ばずのままでした。
27歳になり、たまたま見たソフトボールマガジンの広告に目が止まります。
「星野昭のステップアップピッチング」という高額のビデオテープ。
きっとこれが最後のチャンスと感じ、即購入します。
「なんだ!こんなことも知らずに7年もやっていたのか?」と
ショックを受けますが、技術もさることながらアメリカと日本の
ピッチングの基本的な考え方の違いが一番の成果でした。
考え方が変わると、見えるものが全く違ってきます。
このビデオの練習方法を実践すると、別人に生まれ変わります。
「形なし」人間が、初めて型を持った瞬間です。
石川シュウジ