気の置けぬ仲間との会合「無尽」
- 投稿日:2022年 5月 9日
- テーマ:その他
私には20年間続けている毎月の習慣があります。
そう書くと大そう立派な習慣に思えますが、
同級生と毎月9日に居酒屋で飲むだけの会です。
北上市内では「無尽」と呼ばれ、結構盛んに開催されているのです。
流石にこのコロナ禍では延期や休止している講も多く、
開催しても自主的に参加を見合わせる人も多く、
参加者が少ない場合もあります。
さてこの「無尽」ですが、「無尽講」とも
「頼母子講(たのもしこう)」とも呼ばれるものです。
本来「無尽」とは、一定の口数と給付金額を定めて加入者を集め、
加入者が積み立てた定期的な掛金に基づき、抽選ないし入札などにより、
順番に給付を受ける仕組みのことを言います。
私の参加している「無尽」は交流がメインですので、
掛金を抽選することはありません。
会場となる飲食店からすると、毎月開催されるので
月の売り上げ予想が立てやすいメリットがありますので、
飲食店が主導して広まったとの噂もあります。
この9日開催の「無尽」は同級生だけで、
なぜかしら皆経営者の集まりになっています。
仕事の話から始まり、地域社会の情勢や選挙など、多種多様な話をします。
還暦も過ぎましたので、最近は息子・娘の結婚や孫の話が多いかもしれませんね。
とにかく毎回、「言いたい放題」なのが20年も続いている秘訣なのかもしれません。
この北上地方の「無尽」のメリットを右に上に上げ
ましたが、これは屁理屈になります。
単に飲兵衛が集まっている風習なのです。
石川シュウジ