宝積経営
良い会社をベンチマーク(視察)してみると、それぞれの会社の
創業者の思いを大切にしている企業が多いようです。
創業の思いを社是や理念にして継承していますが、
時代とともにやり方を変化させながら環境に適応させています。
各会社が掲げているキーワードは、「報恩」「感謝」「三方良し」
「福分」「年輪経営」「信」「ギブ&ギブ」「敬護」「笑顔」
「仲間」「温かいおせっかい」など、素敵な言葉が並びます。
深堀りするとその地域の文化や先人の考え方があって生まれたことが分かります。
岩手県の偉人を深堀りしてみると、皆見返りを求めない姿勢が共通項としてあります。
後藤新平の「自治三訣」、新渡戸稲造の「武士道」、原敬の「宝積」などの
珠玉の言葉には、自分のことを後に回す姿勢があるのです。
わたしたち岩手県民には、助け合わないと生きていけなかった厳しい風土があり、
それが人間性を培ってきたと言えます。
この人間性をベースとして経営を考えてみました。
寝ても冷めても、自分が創りたい世界を一言で表すことを考えます。
最終的に「宝積(ほうじゃく)」が、一番しっくりする言葉となりました。
明日から少しかみ砕いて説明いたします。
石川シュウジ