学問のすすめ
- 投稿日:2022年 9月16日
- テーマ:その他
福沢諭吉、誰でもが知っている偉人です。
それでは彼は何をした人でしょうか?
「慶應義塾大学の創始者」だとか、
「1万円札の人」などと答えるのが一般的かもしれませんね。
近頃面白いのは、思わぬ出費があった際に
「諭吉3枚かあ」と、お金の単位に使われているところです。
福沢諭吉の書いた本に「学問のすすめ」がありますね。
一度は聞いたことがある本の名前ですが、
慶応義塾大学の学生でさえなかなか手にしたことがないようです。
私はこの本の現代語訳を30代後半で読んで感動したことがあります。
人間の平等を説いた本とのイメージがありましたが、中身が全く違っていたからです。
「天は人の上に人をつくらない」と言われている。
しかし今世の中を見てみると、賢い人と愚かな人がいる。
また、貧しい人や裕福な人、身分の高い人と低い人がいて、
その有様は雲泥の差だ。どうしてだろうか。
ひとは生まれた時は平等である。
学問をして、物事を知る人は偉く、お金持ちになる。
無学の者は、卑しくて、貧乏になる。
生まれたときは皆平等かもしれないが、
その後は学問によって人生がわかれる。
つまり学問をするかどうかで人生が決まる。
これが、諭吉が本当に言いたかったことです。
(ここでの「学問」とは、あくまでも仕事や国の役に立つ
「実学」のみを指します)
週末は本を読んでみませんか? 石川シュウジ