人は取り扱われた通りに演じる
- 投稿日:2022年 10月13日
- テーマ:介護
弊社では様々な求人を募集する場合、ハローワークだけではなく
地元北上市にある人材紹介会社も利用します。
理由はその会社の社長の信頼がついてくるからです。
その紹介会社の社長が11日の夕方コンパスウォーク北上鬼柳を訪問してくださいました。
本棚にある雑誌「致知」を見て、「凄い本がありますね!誰が読むんですか?」
と聞いてきます。
私は、「もちろん利用者様です。特に男性には人気ですが、
女性も好きで読んでいる方もいます。」と答えます。
すると「意識の高い利用者様が多いですね。」と返ってきます。
彼は多くの福祉施設を顧客に抱えているので、
介護業界に精通するプロフェッショナルな男。
しかし私は彼の言葉に違和感を覚えます。
子どもは、子ども扱いすると子どもを演じます。
大人扱いすると大人を演じます。
これは誰もが経験していることだと思います。
お年寄りや先輩方に、配慮はしなければなりませんが、
誰も年寄り扱いはされたくありません。
私も還暦を過ぎ、初老の仲間入りはしていますが
私たちが掲げる理念「敬護」は、人生の先輩を敬って護ることですが、
人は誰もが紳士淑女として扱われることが大切だと考えています。
年を重ねると体力的には衰えていきますが、
知らないこと、見たことのないこと、食べたことのないこと、
未知への憧れは人間の本能なのです。
誰だって瑞々しい心、そして知的好奇心はいつだって
持ち合わせているのです。
コンパスウォーク北上鬼柳には、紳士淑女しかいないのです。
石川シュウジ