電気料金の高騰にビックリ!
- 投稿日:2023年 2月19日
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年秋頃からお客様から「電気代をお安くする方法はないのか?」と聞かれることが多くなりました。
深夜電力の割引サービスが無くったことで、蓄熱暖房機や電気温水機を使用しているお客様が、
この冬の電気代の請求書を見てビックリしているはずです。
中には月額10万円を超えているご家庭もいらっしゃいます。
かつてオール電化は主に電力会社が積極的に営業をかけておりました。
理由は原子力発電は昼も夜も常に稼働し発電しており、
需要の少ない深夜電力の有効活用ができるエコキュートと相性が良かったためです。
ところが今電力さんは営業すらしません。
東日本大震災の発生前、日本には54基の原発があり、
日本で使う電力の30%前後を原子力で賄っていました。
しかし、東京電力の福島第1原子力発電所の事故により、
原発に対する不信感や不安感が強まり、
現在稼働しているのは10基のみになっています。
代わりに火力発電がフル稼働している訳ですが、
ウクライナ情勢や円安で燃料の輸入価格が高くなっていることが
原因で東北電力も値上げせざるを得ない状況です。
4月から更なる値上げも予定されていますので、
今からビクビクしている方も多いと思います。
そこで原発の運転期間を原則40年、最長60年とする
「40年ルール」を改め、60年超の運転を可能にする新規制制度を盛り込んだ
原子炉等規制法(炉規法)の改正案が、原子力規制委員会で了承された訳です。
原発は反対。でも生活に直結する電気料金の値上げも反対。
家の中を見ると省エネの家電が並んでいますが、
年々世帯当たりの電気使用量の総量は増えています。
ここ数年、戸建て住宅でも100Aにアンペア変更するご家庭も増えているのが現実です。
どうする家康ではありませんが、どうするのか私たち自身が考えないといけませんね。
石川シュウジ