國 酒
- 投稿日:2024年 1月17日
- テーマ:その他
昨日16日は岩手県も厳しい寒さでしたね。県内各地でこの冬一番の厳しい冷え込みとなりました。盛岡では、最高気温も0度を下回って24日ぶりの真冬日となったようです。こんな時に身体を温めてくれるのは、熱燗ですね!牡蠣なべを囲みながら、一杯なんて最高です。
ところでこの日本酒ですが、「國酒」と呼ばれていることを知っていますか?
「國酒」という言葉は、昭和55年大平正芳首相の「日本酒は國酒、特に外国の客をもてなす時には日本酒がいい」との発言がきっかけで使われ始めたといいます。
平成21年、日本酒造組合中央会は「沖縄宣言」で「國酒」として、日本酒、泡盛、しょうちゅう、みりん、とする事を宣言し、翌平成22年「國酒」を商標登録しました。
國酒には「日本の国を代表する菌(國菌)」とされている「麹菌」を米等に生やした「麹」が使われています。麹菌は、和食に不可欠な味噌や醤油にも用いられており、日本の食文化を..形成する重要な菌ともいえます。
長々と講釈をたれましたが、もしも麹菌が無かったとしたら日本酒も味噌や醤油を使った料理も食べられないことになります。呑兵衛としては日本の魅力が半減しますね。
日本の気候風土、日本人の忍耐強さ・丁寧さ・繊細さを象徴したのが國酒。いわば「日本らしさの結晶」ともいえるものです。
寒い日には、こたつに入って熱燗でキュッと一杯!
日本の伝統文化を後世に伝えるために、今日は早く帰りましょう!
石川シュウジ