一粒万倍日
- 投稿日:2022年 7月 7日
- テーマ:その他
本日7月7日は七夕ですね。
2022年は「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」と重なり、
縁起が良いとされる日になります。
「一粒万倍日」とは、一般には文字通り一粒の籾(もみ)が
一万倍になってかえってくるという意味で、
仕事始め・開店・種蒔き・金貸しなどによい日であると言われています。(
逆に借金や借り物など、増えては困るものは当然ながら凶の日であるようです。)
この通り一粒万倍日は、もちろんお金に関ることで、ザクザク増えれば嬉しいのですが、お金以外でも大きく発展させたいことであれば始めるのに適している日なのです。
例えばスキルアップのための勉強を始めたり、
自分磨きのための習い事を始めたり、
親密な関係を築いていきたい相手にアプローチしたりと...
新しく何かを始めるにはぴったりなんですよ!
自分に投資し、自分を磨くことは、最終的に
お金に好かれることになりそうです。
石川シュウジ
社会参加と死亡率
静岡県内の74町村の高齢者(65~84歳)2万2000人を対象に
以下の3つの要因の状況を定期的に追いかけて、
死亡率との関連性を9年間に渡って追跡調査しました。
運動要因 : 1日合計30分以上の歩行をしたか
栄養要因 : 肉・魚・大豆製品・卵などを含むおかずを食べたか
社会参加要因 : 町内の作業・ボランティア等の地域活動に参加したか
その結果が上の表の様になりました。
なんと3つとも達成した人は、1つも実施しなかった人に比べて
死亡率が半分以下になったのです
つまり、運動と食事に気を付けることは大切ですが、
社会とのつながりがないと人間は健康を維持できないのです。
コンパスウォークを一つの町内会に見立てて、
その中で各々の役割分担を持つことも、
面白い試みかもしませんね!
石川シュウジ
健康の定義
皆さんはWHO(世界保健機関)の健康の定義をご存知でしょうか。
1978年、旧ソ連カザフ共和国アルマ・アタで開催された国際会議で
アルマ・アタ宣言というものが出されました。
その中で、WHOの健康の定義が改めて明らかにされています。
「健康とは身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、
単に疾病のない状態や病弱でないことではない」と書いてあります。
病気でないことが、イコール健康だというわけでないところがポイントになります。
「社会的に完全に良好な状態」とは、社会参加がなされていることを意味します。
つまり身体的・精神的に安定していても、社会参加されていない状態を健康とは呼ばないのです。
家庭や地域、組織の中で何らかの「役割」を果たすことによって、
人間は自分の生きている意味を感じるのです。
誰もが自分を必要としている居場所が欲しいものなのです。
コンパスウォーク北上鬼柳では、利用者様の中で
元気な方には、洗濯物のタオルを畳んでいただいています。
「お役に立つ」ことで「ほめられる」、そして必要とされる。
社会参加とは、小さなコミュニティの中でもできることなのです。
石川シュウジ