100分de名著「夜と霧」

  • 投稿日:2021年 9月25日
  • テーマ:

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私が好きなTV番組にNHKの「100分de名著」がある。
(最近はほとんどTVを観ることもなくなっているのが現状です。)
一度は読みたいと思いながらも、手に取ることをためらったり、
途中で挫折してしまった古今東西の"名著"が多数あります。
この番組では難解な1冊の名著を、一回の放送時間が25分で4回連続、
つまり100分で読み解いていくものです。
学生時代にほとんど本を読まずスポーツばかりしていた私は、
名著を読んでいないことを恥ずかしく思っていたので、渡りに舟でした。

番組の案内役は、タレントの伊集院光さんと、安部みちこアナウンサー。
特に伊集院さんのコメント力に惹かれるものがあります。
伊集院さん自身もほとんど名著と言われる本を読んでいなく、
番組収録においても事前に読まないで解説者に質問します。
これが専門家の解説だけでは不足していた「一般人の視点」を付加してくれるのでとても面白いのです。
私のような一般人の理解をいっそう深める助けになり、難解な書籍にも興味を持てる様になっていきます。

私がこの番組で印象に残っているのが、ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」でした。
丁度東日本大震災に見まわれ、全てを失ったという人、
運命に打ちのめされたという人、将来に希望が持てないという人が、世の中にあふれていました。

フランクルは「人生はどんな状況でも意味がある」と説きます。
生きがいを見つけられずに悩む人たちへのメッセージは、
先が見えない不安の中に生きる今の私たちにとって、
良き指針となるはずです。一読してみてはいかがでしょうか?

私は難解な本は、この「100de名著」の解説を聞いて興味をもったら

読むようにしています。きっかけはなんでも、「名著」に触れることが

人生を豊かにすると思います。

代表取締役 石川シュウジ

 



父滅の刃 「父性不在」

  • 投稿日:2021年 7月23日
  • テーマ: / 理念

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「父滅の刃」と聞いた時「鬼滅の刃」のパロディだと思いました。
ところがこの本を読んでみると、意外にも真面目な内容です。

アニメや映画を時系列に紹介しながら
父性が消滅していく時代の背景を説明します。

この父性が消滅していく社会の変化と
生きにくい社会となっていく時代がリンクしていることが分かります。

精神科医の樺沢紫苑さんが医師になりたての頃の
体験がこの本のきっかけとなっております。

12歳の少年A君が初めて担当した入院患者でした。
彼は飛び降り自殺しようとしていたところを
発見されて、精神科へ入院となりました。
彼は絵が好きで描くテーマはいつも決まって「トラック」です。
彼の夢は、トラック運転手になることでした。
彼の母親は非常に熱心で、よく病院に足を運びますが
父親は一度も面会に来ません。
そこで樺沢さんは「お父さんに一度来てもらえませんか」と
お願いし、病院に来てみらいました。
お会いすると、まじめで人が良さそうです。
言葉も弱弱しく、非常に印象の薄い人でした。
育児は完全に母親任せる、明らかな父親の愛情不足でした。

その少年が「トラック」に憧れる理由が分かりました。
「男性的な力強さ」を象徴するのが「トラック」です。
A君は「父親の力強さ」を求めるとともに
「父親の愛」が欲しいというサインを出していたのです。

樺沢さんは父親にできるだけ面会に来てくれるようにお願いし
父子で過ごす時間を増やしていきました。
すると面会回数と比例するように、A君の症状が改善され
2カ月後には退院することができたそうです。

樺沢さんは、A君を通して非常に重要なことを学びます。
「父性愛の不足」が命にかかわるような重要なメンタル疾患を
引き起こす原因となること。
逆に普通の家族団らんの会話が、癒しのパワーとなること。
これを機に日々の診療で「父性」について意識するようになったといいます。

生きにく時代となった背景には「父性の不在」が関係しているという
樺沢さんの考え方に私は共感します。

是非子育てや親との確執等で悩まれている方
生きにくいと感じている方には
是非とも読んで欲しい本だと思います。






怒りの代弁者

  • 投稿日:2021年 1月23日
  • テーマ: / 理念

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先日オンラインであるセミナーを受けた私。

その中で講師が事業をする場合
「公憤・公的な怒り」が大事だと
訴えます。
私はその話を聞きながら思い出したのが
小池修さんの本「お母ちゃんありがとう」。

小池さんは、介護の違和感を正し、
正常化させるという大義で
リハプライムを立ち上げました。

本気の「公憤・公的な怒り」が、
私たち生活者の心を打ち抜いたのです。

これを機会に自分の公憤について考えてみます。


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