北上市中央通り

  • 投稿日:2023年 6月24日
  • テーマ:その他

昭和36年和賀町藤根生まれの私にとって、昭和40年代の北上市は大きな街でした。
「どこさ行く?」「街っちゃ行く!」と、
街イコール十字路商店会・新穀商店会・諏訪町商店会を指していたものです。

 幼稚園児の頃だと記憶していますが、父の経営する石川硝子店の忘年会がありました。
場所は中華料理の味一番の2階です。大人に勧められて面白がってお酒を飲んだ私。
しばらくは、はしゃいでいたようですが気分が悪くなりトイレに入ります。
子どもながらも恥ずかしいと思いトイレに鍵を掛けたのですが、その開け方が分からない。
誰もこないので泣き叫びます。父や従業員がドアの外から開け方を説明しますが、一向に開きません。
味一番の店員さんがやってきてやっと開け方を教えてくれて脱出となりました。
私の一番最初のお酒の失敗談です(笑)!

 さて味一番さんの隣には、室内の釣り堀がありました。
ここも父に連れていってもらった記憶があります。
釣り堀といっても魚は金魚、ほとんど透明度のない青い水を張った大きな水槽の周りで釣るものでした。
割りばしほどの短い竿を借り、餌をつけて金魚を釣るのですが、子供には全く釣れなかった記憶があります。

 そう言えば釣り堀の通りには中央歯科があり何度か祖母と通ったことがあります。
中央通りにある歯科なので、中央歯科です。
味一番も、釣り堀も、中央歯科も現在はありません。

 この中央通り、現在は青柳町2丁目になりますが、その名残が今もあります。
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電信柱のプレートを見上げると「中央通」とあります。

田舎者、そして幼い頃の記憶ですのでかなり曖昧ですが、

旧町名には懐かしい響きと思い出があるものです。

 近々市立図書館に行って、旧町名やお店の名前が分かる資料を探してみます。

きっと地図や写真があれば、数々の思い出が浮かぶのかもしれませんね!

   石川シュウジ



昭和とホーロー看板

  • 投稿日:2023年 6月23日
  • テーマ:その他

昭和36年生まれの私は、田舎に行くと家屋に掛けられているホーロー看板に目がいきます。
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オロナイン軟膏、ボンカレー、金鳥蚊取線香、オロナミンC・・・

 今ではこのホーロー看板は、ネットで売り買いされており、
中には数万円という価格がつくものもあるという。
田舎に行って家主さんに断れば、ただで譲ってはくれないだろうか?

 しかしこのホーロー看板の商品は、形やネーミングが変われども今でも流通しているものが多いような気がします。現代と違って商品の入替サイクルが10年を最小単位に、数十年で回っていたからかもしれませんね。

 今の看板はプラスチックがほとんどです。あらゆる商品が目まぐるしく入れ替わる為に、看板も直ぐに変更できるシールが多く見受けられます。特にコンビニの速さには目をみはります。一月前に購入したスイーツが美味しかったので、再度購入しようと訪れても、既に別なスイーツが陳列されており跡形もありません。

 目先の物珍しさを追いかける現代、良い物を長く使う昭和の時代。看板の材質にもその差が表れているようです。昭和は、遠い時代となってしまったようですね。  石川シュウジ

 



知らんけど

  • 投稿日:2023年 6月22日
  • テーマ:その他

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私には大阪の友人が多くいて、みな仲が良い。とても付き合いやすいと感じています。
大阪の友人と話していると独特の言語感覚に、面白いと感心してしまうことが多くあります。
ある時、会話の最後につけがちな言葉があることに気がつきました。
その言葉は、「知らんけど」。

 大阪人は頻繁に「知らんけど」と最後に言います。
例えば道を説明された後「知らんけど」と言われると、
「えっ?本当に信じていいの?」
と大いに戸惑うこともありましたが、今はすっかり慣れました。

 

 大阪人はなぜ「知らんけど」を使うのかを調べてみた。
あるおっちゃんは「大阪の文化として、責任を取りたくない」からだと言う。
続けて「大阪人はイキってる人間に厳しいからだ」と解説する。
「物知りやと思うとるな、賢ぶっとるな。そう思われたくない。」
何かの知識を口にしても、知らんけどをつけると「偉そうさがなくなるやん」と言うのだ。

 確かに東京の人は、物知り顔で話す。私が東北人なのを知ってか、
「そんなことも知らないの?」という態度を取ってくる。
田舎者を下に見ている嫌な感じがする。
大阪人は、ハッキリものをいうがサバサバして付き合いやすい。
「知っているから言うけど、エビデンスはないよ。」
なるほど、偉そうな感じが全くしない。

 

私たち東北人は、その場の空気を読んで相槌を打ったり、
別の意見があるにも関らず忖度して相手に合わせてしまう傾向がある。
ムラ社会では、その場での自分の順位付けを知らず知らずにしているのかもしれない。
未だにムラ意識が抜けず、どうも生きにくい社会である。

 ところが会議も終わりお酒が入ると東北人は別人のように
饒舌になる。とにかく面倒くさい!

 最初から意見を出し合うには、絶対安心の場であることが重要な条件だが、
そんな条件を整えることよりも言葉の最後に
「知らんけど~」と付け加えることが簡単だと私は思う。
    石川シュウジ



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