自分に〇をつける
- 投稿日:2023年 6月 9日
- テーマ:その他
先月コンパスの朝礼で「自分に自信がある人は、手を挙げてください?」と問いかえると、
誰も手を挙げませんでした。本当に自身がないのか、謙遜して手を挙げないのかそれは分かりません。
今週から、「一学一践」がスタートしました。一つ学んだら一つ実践する取り組みです。
毎日自分で決めたことを、やれば〇、やらないと×をチェックシートにつけるものです。
新しいことを始めても3日坊主で終わらせずに、習慣化するまで続けるのがねらいになります。
この取り組みは、あなたの人生に良い影響を与えますが、逆に恐ろしい影響も与えてしまいます。
毎日「やろうと思ったけど、やらなかった。」「少しぐらい誤魔化してもいいよね!」
チェックシートに〇印を付けても、自分の心に×を付けてしまいます。
実は知らず知らずに、「私って、ダメなのね!」と潜在意識に刷りこまれてしまうのです。
真の自信とは、他者からの評価ではなく、自分自身に〇を付け続けることでしか身に付かないのです。
「私って、ダメなのね!」と思うのか、
「私って、イイよね!」と思うのか、
人生の運・不運は、自分の潜在意識に
×印を付けるのか
〇印を付けるのか
その差になります。
この通信は、内容よりも毎日続けることに意味があるのです。
私は自分に毎日〇印を付けるために書いています。
石川シュウジ
グー・チョキ・パーで自己PR
- 投稿日:2023年 6月 8日
- テーマ:その他
今日のお話は、2014年に息子が通う高校の2学年PTAの進路研修会で招いた
富士大学教授鈴木晃彦氏から聞いたものになります。
かつて鈴木氏は高校の英語の教師をしており、盛岡一高で指導したある生徒が忘れられないと話します。
この生徒が東北大学のAO試験で自己PRした事例がなんとも面白いのです!
居並ぶ試験官に対して「ジャンケン」で、心をガッチリとつかんでしまったというものです。
受験生A:
『私は盛岡一高で
「グー 」:強い意志を持って、
「チョキ」:自分の人生を切り開き、
「パー 」:可能性をこの手で掴んできた。』
更に続きます・・・
「私はスルメのような人間である。噛めば噛むほど味が出る!」
これを聞いた試験官は、全員一致で彼を採ったという。
社会が求めている人財をジャンケンで例え、それが私であると一瞬で相手に伝えるとは、
なんという豊かな発想力だろうか!
先日この通信で紹介した「自燃人」とは、この生徒の思考と行動を指しているものです。
この通信で公表すると今後面接試験を受ける者の中には、
この「グー・チョキ・パー」を使いう人がでることが予想されます。
しかし小手先のテクニックではなく、ほとばしる情熱が相手を動かすことを忘れてはいけません。
石川シュウジ
男を伸ばすも殺すも女次第
安政のころ、江戸に大地震があった。
江戸の庶民が、せっかく苦心して建てた家が、つぎつぎに将棋倒しになった。
グラ、グラッ。大地震は、なんども、なんども、連続した。
大地震がやっと静かになった。ほとんどの家は、倒れたり、傾いたりしていた。
ところが、その中に、倒れもせず、傾きもしない家が数件あった。
不思議なことに、その壊れない家は、ある一人の大工が建てたものだとわかった。
その大工は名は「権次郎」といった。
人たちはみな権次郎の所へ押しかけ、なぜあなたの建てた家だけが壊れなかったかをたずねた。
「それは、わたしの力ではなく、弟子たちの力です。」
そこで、人々は重ねて
「ではどうして、そういう素晴らしい弟子たちを集めたのですか。」と聞いた。
権次郎は笑って
「それも、わたしの力ではなく妻の力です。」といった。
そこで、人たちはその奥さんにきいた。
「どうやって、こんなに素晴らしい弟子たちを集めたのですか。」
権次郎の妻はこう答えた。
「入門を希望する人があると、二、三日待たせ、その家を訪ねて必ず主婦に会って、次のことを調べました。
一つ、主婦が大工という職業を、心から大事な仕事だと思っているかどうか。
一つ、主婦が夫を深く信じて、敬愛しているかどうか。
一つ、主婦が拝金主義ではなく、心を信仰するひとであるかどうか。
一つ、主婦が口うるさくなく、やさしい人かどうか。
わたしは、この四つ以外、大工の技量など何一つ調べませんでした。」と・・・
これは男を伸ばすも殺すも女次第ということだが、
現代では家族の理解と協力があるか、ないかということだろう!
石川シュウジ