介護保険制度における住宅改修の問題2
- 投稿日:2022年 3月 4日
- テーマ:アンチエイジング・ハウス / ライフサイクルコスト / 人生を変えるリノベーション / 住まい / 理念
先日3月2日に、介護保険制度を使って住宅改修する際の問題点を上げました。
介護保険からの支払い限度額18万円に固執する余り、手先の小工事となり、
抜本的な解決にはなっていないことが多いのです。
突然介護が始まり、本人もご家族も気が動転するのはごく普通のことです。
増してや介護保険の詳細について理解するのはプロでも難しいことなのです。
日々の生活を少しでも楽にしてあげたいと、ケアマネージャーを筆頭に多くの介護スタッフが
全力を尽くしてサービスを提供しております。
私たちのデイサービスも、機能訓練に特化して残存能力の維持や向上に務めており、
それ相当の効果があることを実感しております。
しかしデイサービスに滞在している時間は、24時間の中の約8時間だけであり、
それも一週間の中で1~4日と限られているのです。
圧倒的にご自宅で過ごす時間が長いのです。
今日本では人生100年時代は、遠い話ではなく近未来のことになります。
75歳で要支援となっても今の平均寿命から考えても10年以上は生活をしなければなりません。
医学の進歩により、平均寿命も延びていきますので、益々自宅で暮らす時間が長くなるのです。
私たちは「死ぬリスク」に意識がいきがちですが、
実はこれからの社会は「生きるリスク」の方に意識を変えていかないといけないようです。
在宅介護を考える場合、本人が自分で生活できる環境を整えることで、
ご家族の負担も大幅に軽減されるのです。
10年、20年というスパンで考えなければならない時代となりました。
住宅改修工事費を、単なる「費用」としてではなく、
リスクを回避する「先行投資」として考えてみた方が良さそうです。
石川シュウジ
介護保険制度における住宅改修の問題
- 投稿日:2022年 3月 2日
- テーマ:アンチエイジング・ハウス / ライフサイクルコスト / 住まい / 理念
介護保険の認定を受けている場合、住宅改修費を20万円まで支給してくれる
住宅改修給付事業制度の概要については、昨日の通信に書きました。
この制度は在宅の要介護者にとってはありがたいものですが、
利用者はもちろん家族やケアマネージャーといった関係者の中で、
「建築」や「住宅改修」に詳しい人間はそういないことから、
さまざまな問題が発生しています。
例えば制度の利用において、利用者の負担する費用が少ない為、
サービス利用側が工事内容を問題視することが少ないことが原因です。
「20万円の工事費用の中で、自己負担が2万円だから、こんなもので仕方がないかな!」
というものです。
住宅改修といっても、手すりの取付や段差改修などの、対処法的な工事で終わっています。
これまで弊社でも介護保険を使っての住宅改修工事を数多く施工しておりますが、
現在は基本的にお断りしております。
理由は、打合せの回数とその拘束時間が長いために、営業経費が必要以上に掛かること。
20万円という給付金に縛られるために、最終的に利用者様にとって満足のいく改修にはならなく、
私たちもお役に立ったという喜びにならないからです。
ケアマネージャーさんは、基本的に利用者様の金銭的負担を
少なくしようと考えてプランを考えていると思います。
だからこそ20万円以内の工事だと、ご家族に話しやすいという
心理的なことが影響しているのかもしれません。
しかし一例を上げると、50万円あったらトイレ改修工事ができるとします。
介護保険から20万円給付されるだけでも本来は有難い話なのです。
狭い範囲の住宅改修だけではなく、家族全員が快適に使えるリフォームの提案も、
選択肢の一つとしてあった方が良いと私は考えます。
これからの大介護時代は、在宅時間が長くなることも考慮して、
住宅改修にも根本的な対策が必要になるのです。
最終的には、利用者様やご家族で決めることですが、
介護リフォームにも様々なケースがあることを是非知っていて欲しいですね。
石川シュウジ
介護保険制度における住宅改修
- 投稿日:2022年 3月 1日
- テーマ:アンチエイジング・ハウス / 理念
介護保険制度には、介護のために住宅改修する際にかかった費用を
一部負担してくれる仕組みがあります。
要介護認定(要支援は1~2、要介護は1~5)を受けている被保険者が
自宅の住宅改修を行う場合に、その工事費用の最大9割が支給されるものです。
支給額は、支給限度基準額(20万円)の9割(18万円)が上限となっています。
介護保険を利用して住宅改修を行うメリットには、次の3つがあげられます。
・自宅介護の負担が軽減できる
・バリアフリーリフォームにかかる費用を削減できる
・被介護者が自立した生活を送りやすくなる
バリアフリーリフォームを行うことで、介護がしやすい住宅を実現でき、
家族や親族などの自宅介護の負担が軽減できます。
自宅での介護は大変なことも多く、
従来の住宅のままでは家族の負担が大きくなってしまうことも少なくありません。
住宅改修を行うことで、共倒れのリスクも軽減できます。
また、介護保険を適用することで、住宅改修にかかる費用の一部を
負担してもらえることもメリットの1つです。
最大で18万円の費用軽減は嬉しいですね。
また、身の回りのことをできるだけ自分で行うことで、
身体機能の向上や維持、認知機能の低下の防止など
役立つことは多いと考えます。
制度について詳しく知りたい方は、まずはケアマネージャーさんにお尋ねください。
その後に、住宅のプロ(2級建築士、2級福祉住環境コーディネーター)の
私がサポートいたします。
石川シュウジ
































