暖房器具の特徴


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暖房器具には「対流(温風)式」と「輻射式」があります。

対流式はエアコンやファンヒーターなどで、空気を暖め室内を循環させることで温めます。

輻射式は反射式ストーブや薪ストーブ、床暖房、オイルヒーターなどで、
赤外線を放出し壁や床などを暖め室内を温める風の出ない暖房器具です。

 対流式の欠点は、暖められた空気は上昇するため天井近くと床の近くでは温度差が生じます。
頭はポカポカ足元は冷え冷えといったことを経験した方も多いと思います。
特にエアコンの吹き出し口は床と離れているためにどうしても足元が冷えることになります。
更に温風が直接肌に当たるとお肌が乾燥することにもなります。

これに対し輻射熱は温度の高い方から低い方へ向けて360度どの方向へも移動する特徴があります。
例えば部屋の中央にオイルヒーターを設置した場合、床の温度が最も低ければ床に向かって
多くの熱が移動するのです。これが輻射式暖房の特徴になります。

石川シュウジ



輻射熱とは


熱の伝わり方には「伝導」、「対流」、「輻射」の3つがあることを昨日お伝えしました。

「輻射」とは、「熱を持った物質が赤外線を出す現象」のことを指します。なお、この赤外線を受けた物質が発す熱は「輻射熱」と呼ばれます。こう言われてもよく分かりませんよね?

 「伝導熱」はその名の通り触れば実感できますし、「対流熱」はエアコンやファンヒーターから吹き出す風でこれも実感できます。実は、熱の伝わり方で一番直感的にわかりにくいのは、この輻射熱になります。

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 例えば冬、縁側で陽なたぼっこをしていると、外気温が低くても身体がポカポカと暖まります。また夏、トンネルに入ると身体がひんやりと涼しく感じられますよね。これらは、外気温によるものではなく、太陽の熱が身体に移動したり、身体の熱がトンネル壁面に移動することによって、身体に感じる温度が違ってくるからです。

つまり、輻射とは「物質を介さず温度の高い方から低い方へ熱が伝わる」という現象になります。輻射はあくまでも物体間のエネルギー移動なので、物体の間に熱を伝える媒体が存在する必要はありません。太陽と地球の間には何もないのです。                             

 明日も、もう少し説明しますね。            石川シュウジ



輻射とは


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輻射(熱放射)とは簡単に言えば、固体間の熱移動のことです。

2つの物体間で温度差があれば必ず温度の高い方から低い方へ熱移動します。
電磁波、遠赤外線、光などと表現されるこの現象ですが、
空気は透過して移動し、相手側の物体に熱エネルギーとして吸収されます。

 遠く離れた太陽から地球に熱が届くのも、この輻射の現象です。
太陽からの輻射を受けた地表面は温度が上がり、
次に地球を覆う大気が地表から熱をもらって「気温」となります。
つまり地表面の温度が1次的な熱移動(輻射)、
そして気温は2次的な熱移動(伝導)ということになります。

 地球と太陽の距離は1億4960万kmありますが、宇宙空間は真空であるため、
太陽と地球の間には何も存在しません。何も物質がなくても伝わるのがこの輻射になります。

 もしも輻射がなかったとしたが、この地球は凍てついた星だったのかもしれませんね。

太陽さん、いつも無料で地球を暖めてくれてありがとうございます。

    石川シュウジ





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