母の味:幼児期の刷り込み
- 投稿日:2022年 10月10日
- テーマ:その他

この週末の通信は3日連続食べ物の話となります。
昨晩のわが家の夕食は、ジンギスカン鍋。
長男のリクエストになります。
長男が高校を卒業し、わが家を出てから12年経っていますが、
「何か食べたいものがあるか?」と尋ねると、
ジンギスカン鍋という答えが年に1度位はあります。
(自分では準備したくないのが本音)
今回は息子が自分でラム肉を買ってくるというので、
私はコンロと鍋の準備に掛かります。
わが家には昔から使っているジンギスカン鍋があります。
モンゴル民族の帽子を模したとも言われており変わった形ですが、
もちろん地元の南部鉄器です。
この鍋、どの家にでもあるものだと思っていました。それだけわが家では活躍してきたものになります。
わが家のご近所(藤根)にはかつて「食肉銀行」という変わった名前の肉屋がありました。肉を預けると、金利のように肉が増える・・・そんなことはありません。子どもの頃、焼肉といえばジンギスカンで、食肉銀行に行って輪切りにスライスしたマトンと特性のタレを買ってきます。タレは量り売りで一升瓶を持っていったものです。
そんな私の幼少期からの体験から、
わが家の息子3人にも同じようにジンギスカンを食べさせます。
丼めしも一緒です。
長男の嫁さんは北海道出身。ジンギスカン鍋には全く抵抗がありません。
大好きだと言ってくれています。良かった!
母の味というものがありますが、結局は幼少期に食べて
刷り込まれたものがその家庭の味となるようですね。
石川シュウジ
盛岡じゃじゃ麺「ちーたん」
- 投稿日:2022年 10月 9日
- テーマ:その他

本日の日曜日は、長男夫婦と共に盛岡に住む私の妹夫妻に会いに行きます。
約2週間前に長男が結婚したので、新婦を紹介するのが目的でした。
私たち夫婦はおまけです。
さて妹の家を出ると11時半を回っていますので、
どこかで昼食をとるにします。
長男が「じゃじゃ麺」が食べたいというので、
盛岡市上太田にある店舗名「ちーたん」に行くことに決定。
長男は過去に行ったことがあるということで、お任せします。
盛岡じゃじゃ麺といえば、元祖「白龍(ぱいろん)」が有名。
実は私は、白龍でしかじゃじゃ麺を食べたことがなく、
初のお店に期待と不安が混じります。
座るなり、じゃじゃ麺の他にじゃじゃキュー(キュウリにじゃじゃ味噌を添えたもの)注文。
先にじゃじゃキューが運ばれてきます。
きゅうりに味噌を付けて食べると、味噌の風味と旨味が広がります。
「この味噌、美味しいね!」
この一口で、一挙に期待値が高まります!
約10分程で、熱々のじゃじゃ麺が運ばれてきます。
最初は基本通りにラー油や酢、ニンニクを混ぜていざ実食。
「これは美味しい!」 盛岡じゃじゃ麺が進化しています。
もちろん元祖があっての盛岡じゃじゃ麺であり、
元祖の味が基本となっていることは確かです。
後発組は、元祖と同じでは到底勝ち目がありません。
独自の味噌に、このお店の工夫があるようです。
「伝統とは革新の連続」(老舗:虎屋の羊羹)
なんでも食べてみないと分からないものです。
石川シュウジ
余韻を楽しむ十三夜
- 投稿日:2022年 10月 8日
- テーマ:その他

今晩は「十三夜」ですね。月光がとても明るく、
懐中電灯がなくとも夜道を歩けるほど。
帰宅までの運転中、月を見ながら
月見で一杯は風流だろうなどと
妄想しながら家路を急ぎます。
仙台に住む長男夫婦から、
仕事を終えて9時ごろ我が家に到着との連絡が入ります。
丁度休みが取れたとのことで嬉しい知らせです。
少し我が家を片付けないと・・・
予定通り9時に到着すると一本のウィスキーを
手土産だといって私に渡します。
「おっ!余市いいね!」つい顔がほころびます。
2週間前に、結婚式を小樽で挙げた長男夫婦。
その際に「余市醸造所のウィスキー余市が飲みたいなあ~」
という私の言葉を覚えていたようです。
実はこの"余市"、なかなか手に入りません。
2014年のNHK連続テレビ小説「マッサン」で、
ニッカウヰスキー創業者の生涯を放映したからです。
マッサンの反響は強く放送されるやいなや、
ニッカウヰスキーの商品、特に「余市」「宮城峡」「竹鶴」の
売れ行きは目を見張るものでした。
あまりの売れ行きに、なんとニッカウヰスキーの原酒が不足する程です。
息子がこの余市を購入した酒屋さんで「転売目的の購入ですか?」
と尋ねられたようです。「家族で楽しむためです!」と答えたとか。
余市を手に入れるため数件の酒屋を歩いたという息子の苦労話を
聞きながらも、話題の中心は結婚式のこと。
もちろん余市は水で割ることなくロックで!
余韻を楽しむ十三夜となりました。
石川シュウジ