脳は主語を理解できない
- 投稿日:2023年 10月 4日
- テーマ:その他
私たちが日頃何気なく使っている言葉が、脳と体に大きく影響しているようです。
例えば、脳は「主語」を理解できないという性質を持っています。
「主語」が理解できないので、自分が発した言葉全てを自分のこととしてとらえてしまいます。
実はこれが怖いのです。
妻と会話すると、頭の中が混乱してきます。話が突然変わって「あれ?誰の話だっけ・・・」となるのです。
息子たちからも、「主語はだれ?」と聞かれることもあります。言わなくても分かってくれるだろうという安心感が、そうさせるようです。
ここで言う「脳」とは、「古い脳」を指します。
高度な精神活動を担当する「新しい脳(大脳皮質)」は、主語を認識するのですが、
感情を司る「古い脳」は認識できず、新しい脳から送られてくる情報を
すべて鵜呑みにしてしまう性質があります。
これは人の悪口を言うと、脳の中では自分が悪口を言われた時と同じ状態になります。
相手の悪口を言うと、自分も傷つき気分が悪くなり、なぜか自己嫌悪に陥っていくのはそのためです。
(自分が自分を無意識に攻撃している状態となるわけですから逃げようがありませんね)。
この脳の仕組みを利用して、逆に気分良くすることができますよね!
相手を褒めると、脳は自分のことを言っているものだと受け取ってしまうのです。
自分で自分を褒めることが大事ですが、奥ゆかしい日本人は
相手を褒めることから始めればよいでしょう!
石川シュウジ
脳は現実と想像を区別できない
- 投稿日:2023年 10月 3日
- テーマ:その他
梅干しを食べることを想像しただけで唾液が出てくることを経験したことはありませんか?
好きな人の事を考えるとドキドキしたり、幸せな気分になったことはありませんか?
スポーツ選手がイメージトレーニングをして、結果を出している話を聞いたことがあると思います。
実は脳は現実と想像をはっきりと区別できないようになっている様です。
例えば朝一番に「今日も良い一日が過ごせる!」と思えば、明るい気持ちになり、表情も柔和になります。
出会う人との関係もスムーズになり、実際に良い一日となります
逆に「今日も仕事かぁ。嫌だなぁ」から始まる一日は、仕事が雑になったり、
コミュニケーションが円滑に行かなかったりするために、仕事が捗らずに残念な一日になってしまいます。
このことから脳は、頭の中で想像したイメージを本物と考えるようです。
このことを利用しない手はありません。
何度も繰り返し、そのイメージを復習することによって、強く記憶に焼き付けることができるということです。
つまり未来のイメージがより具体的であればあるほど未来が、未来が創り出されるというわけです。
夜寝る前に、明日の一日が上手くいくことをイメージするのはとても有効なのです。
石川シュウジ
夢と希望と現実と
- 投稿日:2023年 10月 2日
- テーマ:
夢や希望を持つことが大事だからといって、それにとらわれて、
みずからの立場なり現実の社会というものを忘れてしまってはいけない。
それでは夢があくまでも夢のままに終わる。けれども、われわれは現実に照らして一段高い目標を定め、
これにしたがって日々の仕事を着実にすすめてゆくならば、その夢がしだいに現実化してくるのだと思う。また、そういうところに人生の喜びというか、いわゆる生きがいというものを感じることができるのではないだろうか。 松下幸之助 『明日をささえる』(1968)
あるとき"あなたの趣味は何ですか"と聞かれ、松下幸之助は"私には趣味はないですな。
まあ、しいていえば、夢が趣味ということになりますかな"と答えたそうです。
さぞかし聞き手も驚いたことでしょうが、幸之助はさらにこう補足しました。
"夢ほど、すばらしいものはない。空想はいくらでも描けるし、きりはない。
広い未開の地に行って、そこの開拓王になることだってできるし、
大発明をして社会に非常な貢献をすることもできるし、あるいは巨万の富をもつことも夢では成り立つ。
私みたいに芸のない者は、夢でも描かんことにはしょうがないかもしれないが、
そういう意味で空想もまた楽しいものだと思っている。これを私の夢の哲学とでも名づけようか"
さて私たちは、夢が趣味といえるほどに、
希望に満ちた毎日を生きているのでしょうか?
秋の夜長、せめて本の世界にどっぷり浸り
空想しながら物語に入り込むのも楽しいものですね!
(脳は現実と想像の区別ができないからです)
石川シュウジ