いたずらに時を過ごすな

  • 投稿日:2017年 5月16日
  • テーマ:理念

立志尚特異 (立志は特異をとうとぶ)
俗流與議難 (俗流はともに議し難し)
不思身後業 (身後の業を思はず)
且偸目前安 (且つ目前の安きをぬすむ)
百年一瞬耳 (百年は一瞬のみ)
君子勿素餐 (君子素餐するなかれ)

志を立てるためには人と異なることを畏れてはならない
世俗の意見に惑わされてもいけない
死んだ後の業苦を思いわずらうな
また目前の安楽は一時しのぎと知れ
百年の時は一瞬にすぎない
君たちはどうかいたずらに時を過ごすことのないように

この詩は、吉田松陰が当時14歳の塾生 山田顕義に扇に書いて贈った詩である。
その約1年後、松陰はこれまでの討幕計画により先ず藩により投獄され、後に幕府により江戸へ移されの安政6年(1859年)10月27日に斬首刑に処せられている、享年30歳。

山田顕義は、山田顕義は岩倉使節団に理事官として参加、明治維新で活躍、その後は大村益次郎の後継者として、病床の大村より日本近代軍制の創設について指示を受け、1兵部少輔久我通久と連署で大村の遺策をまとめた『兵部省軍務ノ大綱』を太政官に提出する。大村の継承者として大坂を中心とした兵部省確立に尽力した。第一次伊藤内閣では、司法大臣となっている。日本のナポレオンとも呼ばれている。

山田顕義は、日本の国情に合った法学の樹立を目指しながら、後の大日本帝国憲法起草者金子堅太郎や当時の帝国大学法科大学の総代宮崎道三郎を筆頭とする法学者11名と共に、1889年(明治22年)、皇典講究所内に日本法律学校、後の日本大学、を創設している。


吉田松陰
http://www.yoshida-shoin.com/

日本大学の学祖・山田顕義
http://www.yoshida-shoin.com/monka/yamda.html



組織をかえるとは自分を変えること

  • 投稿日:2017年 5月15日
  • テーマ:理念

『21世紀臨調』の特別顧問を務めた中坊公平が、このように言っている。
「人を動かすのは、正面の理、側面の情、背面の恐怖、の三つである。」



簡単に言うと「部下には論理的に丁寧に説明しなさい。
ときどき愛情をかけなさい。しかし言うことを聞かなければクビにしなさい」という意味である。
ところがそんな自分に都合の良い意味ではなく覚悟を必要とする言葉だである。

その良い例をご紹介する。
かつてアメリカのケネディ大統領がインタビューで「最も尊敬する日本人は上杉鷹山」と答えたという。
上杉家は謙信を先祖とし、養子景勝のとき秀吉から会津120万石を封ぜられたが、関ヶ原で石田三成に加担したため家康に米沢30万石に減封させられた。三代目藩主の急死のドタバタで15万石になる。しかし120万石の格式と外形から抜け出せず、15万石というのに家臣の給与は13万3千石もあったという。
農民への度重なる重税が続き領民は疲弊し、江戸・大坂の商人からの借金は莫大となり上杉家は破たん寸前。そのような危急存亡のとき九代となるべく九州日向高鍋藩3万石から養子に入ったのが当時17歳の上杉治憲である。
藩の大改革に乗り出すには一人ではできない。人がいる。そこで最初に藩内でのはみだしものたち、社会悪に怒りを持っていたり相手かまわず直言する人間など骨のある数人を集めその意見を聞きながら改革に着手した。
そのとき治憲がしたことは 
①藩政窮迫の実態を正しく掴むこと 
②その実態を全藩士に伝えること 
③目標を設定することだった。

リーダーには決断力がいるなどというが、その前に正確な事実把握がなくてはならない。
何が起こっているか、何が問題かがわかれば対応策は的確に用意できる。

そしてその次はその情報を全員が共有することと、しかるべき目標の設定である。
治憲は率先垂範の行動に出た。自らの生活費を1500両から200両へ約8分の1にし、祝い行事の延期、衣服はすべて木綿に、食事は一汁一菜、贈答の禁止などの緊縮策を打ち出した。
彼は藩政の目的は「領民を富ませること」でそれを「愛と信頼」で展開するとし、藩の3つの壁を壊す。
①制度の壁 ②物理的壁 ③意識「心」の壁 
そのために藩を変えるとは自分を変えること、生き方を変えることとした。

これらの改革は当時の常識から考えるとあまりに劇的であり、米沢の重臣たちはことごとく反対した。治憲が19歳でもあり小藩からの養子であることで、重臣たちは半分侮り、藩主の言うことを聞かないどころか誤った施策であるとしてその撤回を求めた。
あまりの抵抗の大きさに彼は一時藩主を辞め、九州高鍋に帰ることも考えざるをえないほど追いつめられたが窮状の丁寧な説明と不退転の意志の強さがあったため下級藩士を中心に次第に賛同を得、改革が徐々に動きだしていく。
このとき徹底的に抵抗する7人の重臣に丁寧な説得を繰り返したものの彼らはあくまでも従わなかったため、最後は2名の切腹、残る5名の隠居・閉門の断を下した。
若くて優しいと思われていた治憲のこうしたあなどれない強さに藩士たちは心底驚いた。
いざという時の「背面の恐怖」つまり最後の覚悟はリーダーには必要である。



努力は人を裏切らない「プレゼンは練習です!」

  • 投稿日:2017年 4月16日
  • テーマ:理念

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認定「感動経営コンサルタン」を育成する講座が大阪であり
私が自分の会社の事例を発表する機会を頂きました。
これまでの経営から感動経営へと舵を切った経緯と会社の取り組みについて
約1時間の持ち時間でお話しするものです。
昨年社名を「絆すてーしょん」に変えたのは、
私たちが何を目指して仕事をしているかという
理念を作ったからに他なりません。
住宅建築工事を通じて「すべては家族の笑顔のために」という
経営理念を形にすることが目的となります。
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今回は気合を入れて前日までにはパワーポイントでの
プレゼンの資料をほぼ作っておりました。
しかしながら少しでも伝わるプレゼンをと思い
北上駅から大阪駅までの新幹線の車内で
何度も見直し訂正を重ねていきます。
当日のプレゼンは受講者からは好評だったようで
嬉しいというよりは安堵したというのが本音です。
大阪まで行って失敗することはできませんし、
何よりも集まって頂いた受講生に失礼に当たるからです。
改めて努力は人を裏切らないことを学んだものです。
5月にまた講演する機会を頂きましたので
更に精査してバージョンアップして参ります。

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