光熱費を見直した結果


我が家は今年で築14年になりますが、亡くなった母の介護のために建てた家なので、
家中温度差のないことが一番の条件でした。
輻射式暖房機の中で調べていたら「エナーテックウェルネスエコシステム」を見つけ、
これを採用することになります。暖房と給湯が両方できるシステムで、
ほとんどメンテナンスフリーでとても快適な生活を満喫してきました。
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 ところが深夜電力の割引がなくなり、急激に電気代が上がります。
そこで昨年秋に暖房と給湯を分けて考えることにしました。
子育てを終えた夫婦が二人、家に帰るのは午後8時以降という暮らし方から選んだのが、
暖房は寒冷地エアコン、給湯はガス給湯機としました。

工事する際に、これまでのエコシステムは撤去しております。

 ガスの給湯は立ち上がりが早く、お風呂の追い炊きもあっという間に湧き上がるので
とても便利で快適ですので、変更して良かったと感じています。

 寒冷地エアコンでの暖房ですが、これは思っていた以上に寒さを感じる結果となっています。
高断熱高気密住宅なので、発熱カロリーだけでは十分なのですが、
実際この冬を暮らしてみて寒冷地エアコンの弱点が分かってきました。
それについては明日書きますね。

      石川シュウジ 



電気料金の年間グラフ


スクリーンショット (989).png

上のグラフは我が家の電気使用量の年間推移をグラフにしたものです。
これは東北電力さんの「よりそうeネット」で簡単にみることができます。
昨年の3月から今年の2月までの1年間の月間電気使用量の増減がよく分かりますね。

暖かい4月から11月までは電気の使用量が低く、12月から3月位までは使用量が高くなっています。
つまり最も電気代が高くなるのが冬季期間になっていますよね。

それでは夏に比べて冬の電気代が高くなる理由には、主に3つあります。

① 気温の違い

 外気温と室温の温度差が大きく、エアコンや電気ストーブの電気使用量が増えるため。

② 日照時間の違い

 冬季は日照時間が短いため、照明をつけている時間が長くなるため。

③ 在宅時間の違い

 冬は巣ごもりの傾向にあり在宅時間が長くなるため。

この資料から分かることは、冬季の電気使用量を抑えることが省エネになり、

お財布に優しいことが見えてきます。

冬季に使うエネルギーを見直すきっかけにしてください。

  石川シュウジ



介護保険制度における住宅改修の問題2


先日3月2日に、介護保険制度を使って住宅改修する際の問題点を上げました。
介護保険からの支払い限度額18万円に固執する余り、手先の小工事となり、
抜本的な解決にはなっていないことが多いのです。

突然介護が始まり、本人もご家族も気が動転するのはごく普通のことです。
増してや介護保険の詳細について理解するのはプロでも難しいことなのです。

日々の生活を少しでも楽にしてあげたいと、ケアマネージャーを筆頭に多くの介護スタッフが
全力を尽くしてサービスを提供しております。
私たちのデイサービスも、機能訓練に特化して残存能力の維持や向上に務めており、
それ相当の効果があることを実感しております。

しかしデイサービスに滞在している時間は、24時間の中の約8時間だけであり、
それも一週間の中で1~4日と限られているのです。
圧倒的にご自宅で過ごす時間が長いのです。

今日本では人生100年時代は、遠い話ではなく近未来のことになります。
75歳で要支援となっても今の平均寿命から考えても10年以上は生活をしなければなりません。
医学の進歩により、平均寿命も延びていきますので、益々自宅で暮らす時間が長くなるのです。

私たちは「死ぬリスク」に意識がいきがちですが、
実はこれからの社会は「生きるリスク」の方に意識を変えていかないといけないようです。

在宅介護を考える場合、本人が自分で生活できる環境を整えることで、
ご家族の負担も大幅に軽減されるのです。
10年、20年というスパンで考えなければならない時代となりました。

住宅改修工事費を、単なる「費用」としてではなく、
リスクを回避する「先行投資」として考えてみた方が良さそうです。  
           石川シュウジ



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