ヒートショックよる死亡者数?


ヒートショック死亡数図-1024x654.jpg

この週末はゆっくり休めましたか?新しい一週間のスタート、元気にいきましょう!

さて、ヒートショックの実情について数字を使ってご説明いたします。

入浴中の死亡者数は年間1万9千人いるとも推計されております。
(実は詳しい数字は国からは発表されておりません。)

下の図をご覧ください。気温が下がる冬場には、
入浴中の死亡数はその他の時期と比べ、数倍にもなっており、
このことから冬場の入浴事故には、「温度差」が引き起こす
ヒートショックの影響が大きいと推測することができます。

 ところで交通事故による死亡者数は、平成30年は、3532人でした。
交通事故による死亡者数と比べてみると、
入浴中の事故での死亡者数1万9千人は5倍以上にもなるのです。

家の外に出て交通事故に遭遇するよりも、安全だと思っている住まいの中、
それもお風呂でなくなることが多いのです。特に今の時期1月、2月が一番危険なのです。

さてこれまで再三脅威をについてお話しましたが、明日からはその対策についてご説明いたします。

寒い冬にデイサービス・コンパスウォーク北上鬼柳で入浴することは、
寒い自宅で入浴するよりも安心なのです。

   石川シュウジ



ヒートショックのメカニズム


ヒートショックのメカニズム.png

お風呂からなかなか出てこないと思っていたら中で倒れていた!
私の身近な知人にも数人事故に合われている方がいますので、
とてもショッキングな出来事です。

過去には入浴中の急死者数は約19,000人と推計されたこともあり、
その原因の多くがヒートショックだといわれていますので、
誰にでも起こりえる身近な出来事なのです。

 

そもそも、ヒートショックはなぜ起こるのでしょうか? 
冬場は長時間暖房の効いた部屋の中にいることが多くなります。
断熱の効いていない古い住宅では、
浴室や脱衣室は外の気温とほぼ変わらない寒さになります。
暖かい部屋からお風呂に入ろうと部屋を出ると、
自律神経の働きにより体が外気の寒さに対応しようとして
血管が収縮し、血圧が上がります。

しかし、お風呂に入って浴槽に浸かると、
今度は浴槽の熱いお湯に対応しようとして血管が広がり、
血圧が下がることになります。
浴室へ向かう際に上昇した血圧が、
熱いお湯に浸かることで一気に低下してしまうのです。
このように、寒い日の入浴は血圧の変動を短時間に繰り返します。

こうした急激な血圧の変動によって心臓に負担がかかり、
脳卒中や心筋梗塞につながってしまうと考えられています。
これがヒートショックのメカニズムといわれています。

ヒートショックと聞くと、自分とは余り関係のない

事のように思っている人が多いと思います。

まずは身近な問題であることを認識しましょう!

明日からは、その対策をお知らせいたします。

       石川シュウジ



ヒートショックと浴室内熱中症


heat_shock_item01.jpg

「ヒートショック」とは、暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる
急激な温度変化によって、血圧が上下に大きく変動することをきっかけにして、
体に負担がかかる現象のことをいいます。
「ヒートショック」による事故死が多いのは入浴時です。

 これまで入浴関連事故の原因はヒートショックであるとの認識が主流でした。
ところが近年の研究では、私たち日本人の長風呂する入浴スタイルが
大きな原因ではないかと言われ始めています。
今注目されているのは「浴室内熱中症」なのです。

これは、長湯や高温での入浴により体があたたまることで血管が広がり、
血圧が低下して起きる体調不良です。原因としては、実はのぼせなどが関係しています。
実際には、気づかないうちに倒れてしまい、
倒れているのが発見された時には溺死となっていることが多く、
あまり世間では知られていません。
この他には、浴槽内でぼーっとし急に立ち上がろうとして、転倒する事故などもあります。

寒くなってくると身体の芯から温めたいと、長湯や熱い湯に浸かりたい気持ちは分かりますが、
身体の負担を考えると短くして上がった方が良いのです。 
   石川シュウジ



前の記事 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11
採用情報

絆すてーしょんお役立ち情報

  • 日本で唯一のコト設計士 住宅という「モノ」を売るのではなく、暮らしという「コト」を設計します。 詳しくはこちら
  • 家族みんなが健康で快適に暮らせる家 人生100年時代、年を取るのが楽しくなる家に暮らしませんか? 詳しくはこちら
  • 最新チラシ情報
  • よくある質問
  • リフォームの流れ
採用情報