12月1日祖母の命日
- 投稿日:2021年 12月 1日
- テーマ:理念
本日は亡き祖母の35回目の命日です。朝仏壇にいつも通り手を合わせて出勤します。
我が家は浄土真宗のため仏壇に過去帳があり、これを日めくりして月命日に故人を拝みます。
過去帳とは、その家の故人名前(俗名)、戒名(または法名)、没年月日、死亡年齢などを記したもので、
家譜(帳面)になります。浄土真宗では位牌を祀らず、過去帳をお仏壇に供えることが本式とされています。
過去帳の良いところは、日めくりになっているので故人の月命日を忘れないことですね。
さて祖母の亡くなった35年前は雪の降る日でした。
丁度私は夕方から忘年会があり、仕事を終えてシャワーを浴びていたところ、
母の叫ぶ声が聞こえます。「お祖母ちゃんが倒れた!」
祖母は近所の食堂で叔母とラーメンを食べ、帰宅途中に倒れたようです。
私は即、服を着て現場日へ直行!祖母の付き添いとして救急車に同乗して病院に行きますが、
残念ながらそのまま帰らぬ人となりました。
それから葬儀が終わるまでは辛い思い出しかありません。
シャワーで頭が濡れたまま雪の降る外に出たためにすっかり風邪を引いてしまい、
頭痛・鼻水・熱・せきが止まりません。
父も逝去しているので2度目の喪主を務めることが私の使命であり、我慢の一週間でした。
悲しみは一連の葬送の儀式が終わってからやってきます。
毎年12月1日になると故人の思い出よりも、風邪を
引いたことが思い出される、親不幸者の私です。合掌
代表取締役 石川シュウジ