エアコンでの暖房はどうよ?


この冬我が家では試しに寒冷地エアコン1台だけで生活してみました。
その結果は、これまでの生活スタイルと比べると寒く感じます。

 以前は各部屋にパネルヒーターを設置した輻射熱を利用したシステムでしたので、
各部屋の温度ムラが無く、室内で風を感じることがありませんでした。
また基礎断熱の床下を各パネルへお湯を回す配管スペースとしていましたので、
基礎が温まると何もしなくても床が冷たくありません。
床暖房ではありませんが、床が室温とほぼ同じですと寒さを感じないのです。

 エアコンは、暖かい風が天井や2階に上っていくので、1階床が暖まりません。
よって足元が寒く感じます。常に風が室内を回りますので、体感温度が下がります。
2階と1階の温度差がハッキリと出てしまい、普段暮らすリビングがある1階が寒くなります。

 この結果から、我が家でエアコン1台で暮らすならば、床下にエアコンを設置するのが良さそうです。
これにより基礎や1階床が暖まり床のヒエヒエ感が解消されると考えます。

 輻射熱を利用するならば、反射式FFストーブが一番簡単な方法ですね。
もう一度灯油に戻ることも選択肢とし、今年の秋までに悩んで結論をだします。
   石川シュウジ

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ダイキンの床置きエコアンを半分床に埋める方法

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実績のある反射式FFストーブにする方法



コールドドラフト現象


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コールドドラフト現象は、空気の重さが温度によって変わることによって発生します。

温かい空気の方が軽く、冷たい空気の方が重いので、エアコンなどで暖められた空気は、
冷たい空気を押しのけて上に行こうとします。

次第に温かい空気は天井へたまっていき、押しのけられた冷たい空気は床の方に降りてきます。
特にも窓で冷やされた空気は手をかざすと下降しているのが分かる程早いものです。
このコールドドラフト現象が発生すると、暖房の設定温度を上げても
フローリングの温度はなかなか上がりません。

そのため、設定温度を上げ続けていると「足元が寒いのに、頭が熱くてぼーっとする」という
状態になってしまうのです。

対策としては、窓を厚手のカーテンで覆うことが有効です。
しかし窓で冷やされた空気は逃げ道がなく水滴となって窓を伝わって流れていきます。
いわゆる結露ですね。中には窓枠にタオルを敷いても、
一日に何度も絞らなければならないほどの酷い結露も多く見受けられます。
寒いだけではなく、建物に悪い影響を与えるのです。
     石川シュウジ



室温と体感温度の違い


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人が暑いと感じたり、涼しいと感じたりするのは室温のみに原因があると誤解されがちです。
室温=体感温度ではないのです。
体感温度は、室温だけではなく身の回りの物体から放出される輻射熱(赤外線)によっても大きく変化します。

 「熱は温度の高い方から、低い方へ移動する」という原則があります。

例えば、断熱材の効いていないお部屋で真冬にストーブを炊くとストーブに向いている
顔やお腹側が暑いのですが、背中側や足元が寒く感じます。
これは背中側の壁と床の輻射熱で体感温度が下がるためです。
体の熱が壁や床に移動したためです。

 上の画像のように同じ室温20℃であっても、床・壁・天井面の
温度(表面温度)の違いで体感温度が変わってくるからです。
体感温度は、室温と表面温度を足して2で割った数字に近いという計算式になります。
体感温度を上げるためには室温だけでなく、床・壁・天井面の温度を上げることが重要になります。

 家の中で温度が最も低いのは床下ですので、エアコン暖房で空気を温めても
温風は上昇してしまうため冷えた床を温めるには時間が掛かるのです。

      石川シュウジ



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