サービスは掛け算
お客様への真のサービスとは、【掛け算】」だと言われます。
例えばデイサービスの場合、
真のサービス = デイの雰囲気×スタッフの笑顔×入浴×機能訓練×食事×クリンネス・・・
などといったように、それぞれの要素が【掛け合わさっている】ということです。
ここでのポイントは、「足し算」ではなく【掛け算】だということです。
「足し算」なら、どれか一つ、二つかけていても、他の要素が頑張れば、
トータル(答え)として平均点以上とれれば、何とかカバーできます。
しかしながら、【掛け算】の場合、どれか一つの要素でも「0点」になると、
トータル(答え)はゼロになってしまうということです。
皆さんには、飲食店で「この店、味はとっても良いのに、
従業員の接客や店の雰囲気が悪すぎてガッカリ・・」
といった経験はありませんか?
勘違いしないで欲しいのは、失敗は0点にはならないことです。
やる気のない態度や、手を抜いたサービスだったり、
あたり前の事をサボったりしたら0点になるのです。
ややもすると接客に注意が集中しがちですが、
クリンネスにその店舗の姿勢が表れると私は考えています。
石川シュウジ
人生経営の社長
我が母校・北上市立和賀東中学校で講師を務めてきました。
進路学習の一環として「地域の企業人に学ぶ」と題しての45分の講演でした。
対象は第1学年75名の生徒になります。
私がキャリア教育として話すことは毎回「立志」についてです。
志(こころ+ざし)とは、揺れ動く心を指し示す北極星を決めることです。
人生という海において羅針盤がないと、どこを航海しているのかが分からくなるからです。
志を立てる前に次の5つの条件が大切な要素となってきます。
1.人生経営の社長となる
2.意思決定をする
3.感謝(ありがとう)を忘れない
3.未来の自分から物事を考える
4.必ず道はある!
5.志を同じくする仲間と交わる
特に生徒に強く伝えたいポイントは、1と2になります。
この2つが伸びる人材と伸びない人材の差となるからです。
誰もが自分の人生では主役、つまり人生経営の社長だと思っていますよね。
ところが周りを気にして意思決定でない人は、社長ではありません。
社長の仕事はただ一つ、意思決定することなのです。
自分で決めたことは、失敗も成功も身に付きます。
しかし他人の意見で決めた人は、失敗した際に他人のせいにするからです。
「お父さんが悪い。お母さんが悪い。先生が悪い。会社が悪い。世の中が悪い。」と言っても、
何の解決にもならないのです。
45分間熱く語ってきましたが、伝わったかどうかは生徒のアンテナの性能ではなく、
全て私のスピーカーの技量によるものです。
石川シュウジ
夢と志の違い
- 投稿日:2022年 6月28日
- テーマ:理念
私のライフワークの一つに立志教育の普及があります。
小中学校に行き「志」の大切さを伝える運動です。
ところで「夢」と「志」の違いがわかりますか?
似ているようですが、歴然とした違いがあります。
「夢・目標」は自分の中から湧き出る「したいもの」。
「志・使命感」は時代や社会の希望や要請に応えて「やるべきもの」。
つまり、夢は自分のことですので、いつでも諦めることができます。
人の夢と書いて、儚いと読みます。
しかし志は社会のお困りごとに応えるものですから、諦める訳にはいかないのです。
松下幸之助さんは、次の様に語っています。
「志とは自分が見届けることが出来ない事に本気になれるもの」
志は、自分が生きているうちに叶わないこともあるのです。
それを承知で本気になれる人がいると、必ずそのタスキを
繋いでくれる人が表れるのです。
志を掲げると、周囲の人も応援したくなるものです。
石川シュウジ